自社の市場プレゼンスを高め、ブランド全体として集客力・顧客基盤を高める出店の進め方とは?店舗数を増やすだけでなく、エリア戦略もあわせて考える必要があります。
ブログ ― 「店舗開発実務講座」セミナー講師のコラム
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ご紹介した無料ツールでの商圏分析を実践します。ラーメン二郎の店舗網を出店戦略という観点から見るとどうなるか?競合店と比較してみると?を解説します。
全国的に普及したチェーン店は、高速出店の時期を経験することが多いですが、そのタイミングが重要。成長の初期段階からの出店高速化はリスクも伴います。
令和2年国勢調査人口データ速報の人口上位8都道府県市区レベルデータを、店舗開発実務用に4分類した結果を、エリア戦略作成への活用方法と併せて解説。
沖縄セブンイレブン店舗展開経緯の続報。現時点で79店舗を展開しています。出店すべき自治体は出しつくした模様で、浦添市・沖縄市で追加出店が進んでいます。
2010年代は出店高速化がさらに進み、店舗網が関西にまで拡大。2極展開とは景気が良く聴こえますが、店舗網広域化、しかも地盤市場から離れた展開は、教育サービス業では危険視せざるを得ません。本社も立派になり、組織面の変化もうかがえます。
2000年代はスタンプラリーのような出店が続き、教室数は約3.5倍に。セレクトの増加、様々な鉄道沿線の駅に出店を重ね、教室数200未満段階で教室網は1都3県に拡大。神奈川県内の追加出店よりも、出店エネルギーは圧倒的に面的拡大に注がれていたと言って良いでしょう。
セブンイレブンの沖縄県での展開は、消費者の間で普及した業態が未出店のエリアをどのように面的にカバーするかの貴重な記録です。現時点で65店、那覇市、浦添市への追加出店が進んでおり、全店舗数の3割弱が那覇市にある状態を続けています。
北海道から九州まで店舗があるのが良しとされない場合もあります。ジョイフルの北海道撤退は、企業全体の効率性を考え、本拠地から最も離れ、孤立した1店舗を早い段階で潔く閉店した“積極的閉店”であり、地震やコロナはその後押しをしたに過ぎないとも考えられます。
2019年7月に一気に14店舗を開業し、現在約60店舗になるまでの経緯をまとめました。沖縄セブンイレブンの出店の考え方は多くの業態に当てはまります。出店速度も出店の重要な構成要素ですが、250店舗目標とのことなので、加速期が来るのも早いような気がします。