閉店・撤退

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館(商業施設)の“選球眼”を養う必要性~GINZA SIX大量閉店の報道に思う~

昨今の大量閉店のニュースは、コロナ以前から生じていた“大型だから安心ではなくなった”大型商業施設の傾向とあわせて見るべきです。中長期的な視点で大型商業施設出店を検討する場合、エリアの商業面の発展の経緯、立地上の利便性といった観点から選ぶ眼が必要です。

「閉店戦略」論2|企業全体の効率と積極的閉店の考え方(ジョイフルの例)

北海道から九州まで店舗があるのが良しとされない場合もあります。ジョイフルの北海道撤退は、企業全体の効率性を考え、本拠地から最も離れ、孤立した1店舗を早い段階で潔く閉店した“積極的閉店”であり、地震やコロナはその後押しをしたに過ぎないとも考えられます。

「閉店戦略」論1|店を開けるだけでなく、”どう閉めるべきか?”も重要

新規出店だけを考えていればよい企業は相対的に数が少ないのが実情です。多くは業績不振店を含む既存店舗を抱えています。そこで、そろそろ“閉店の方法”についてもお話ししたいと思います。「どう開けるべきか」があるなら「どう閉めるべきか」もあります。

続・やってしまった出店|マジック5の東京チカラめし、存続店舗の立地は?

プロ野球のマジックナンバーと同じように少しずつ減って残り5となったのは、かつて凄まじいスピードで急成長した外食チェーン『東京チカラめし』の店舗数です。粘り強く最後まで残った場所の特徴の分析は、今後の出店を考える上で意味のあることと思われます。

いきなり!ステーキの「助けてください」に思うこと

かつて狂牛病の影響で困った同社が掲示した“助けてください”というフレーズを思い出しますが、今回の失敗は自業自得です。このままでは店を閉めることになる?もっともで、店が多すぎる地域がある。業態としての意義はあっても、なくて良い立地の店は閉めれば良いのです。

潔い(いさぎよい)閉店とは?2|ラーメン店『一力堂』のケース

情報をつなぎ合わせると神田一力堂は約1年で閉店を決断したようです。店舗数が一桁台の前半という少ない段階で、傷の浅いうちに撤退するのはとても勇気のいる決断です。周囲に当たり前のように店がある業態ほど、成り立たせるのは難しいものです。

潔い(いさぎよい)閉店とは?1|傷が浅いうちの“英断”もときには必要

売れない場合は“潔い閉店”も視野に入れる必要があります。売れない店舗の存在は従業員の士気を低下させるだけでなく成長機会をも奪います。成長の初期段階では、傷の浅いうちにその出店を“無かったことにする”英断をし、教訓を次の展開に活かすことを検討すべきです。

超大型連休の隙間時間に2|(推薦本)なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則

弊社セミナーでは、出店が好調の企業のことを知るよりも、失敗したケースを知る方が教訓を得やすいということで“倒産情報・速報”を定期的にチェックすることをおススメしていますが、最近の23の倒産のケースがまとめられている本『なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則』をご紹介します。

出店に関する法則5|出店で先を越されるのは不利か?ファミマ対セブン観察③

出店で先を越されるのは不利とは必ずしも言えず、周囲にコンビニがないところに先にファミリーマートだけがあり、より利用のしやすい区画にセブンイレブンが後から出店した場合、既存のファミマは大打撃を受け閉店に追い込まれるのではないかとの仮説ができました。

出店に関する法則4|出店で先を越されるのは不利か?ファミマ対セブン観察②

セブン-イレブンは交差点に面しており侵入経路も複数確認できます。侵入経路が一つで通りに面しているファミリーマートとあるものの数に大差をつけます。それは何か?この数字は車利用の多い郊外ロードサイド店の売上にかなり強く関係します。

出店に関する法則3|出店で先を越されるのは不利か?ファミマ対セブン観察①

3年前、ある道路わきにファミリーマートがありました。付近にコンビニはなく道路を挟んでドラッグストアが1件あるくらいの場所でした。その秋、少し行った川の先にセブン-イレブンがオープンしました。となりにはコメダ珈琲もオープンし辺り一帯が活気づきました。

商業施設の“先発・中継ぎ・抑え”テナント考“5|イメージ醸成と多店舗化

先発でマウンドを降りたテナントは利用客によく知られていなかったか“そこでは”期待されていない存在だったのでしょう。消費者に持たせたい自社イメージと出店計画は別々に考えるのではなく一つのまとまりとして考えながら多店舗化の最終型を描くことが本格的に多店舗化する前に必要です。

商業施設の“先発・中継ぎ・抑え”テナント考4|“先発”テナントの多店舗展開②

『スリープセレクト』は8店舗を展開しておりすでに展開範囲は全国区です。会社が考える自社のイメージと出店すべき立地があまりうまく噛み合っていないように思います。企業イメージを考える部門と店舗開発部門の連携がとれているかが気がかりです。

商業施設の“先発・中継ぎ・抑え”テナント考1|商業施設ライフサイクルとは

商業施設もライフサイクルがあり、開業期新規性訴求、売上伸張期には人気店誘致と顧客サービス強化、売上安定期には継続的入替え、売上衰退期には抜本的リニューアルと活性化と、成長過程に応じテナントに求められるものが変化します。自社は先発、中継ぎ、抑えのどのタイプでしょう?

「はれのひ」事件を繰り返さないために必要な“出店”判断の知見とは?

振り袖を中心に経営を考えてしまい、身の丈に合わない勢いで出店し、コストの打撃が一層大きかったのでは。今後同様の事件が起きないようにするために、経営者が出店をより慎重に考えること、会社の規模や成長段階に応じて多店舗化をどのように進めるべきかについての知見の蓄積が必要です。

2017年に総店舗数が最も増えた・減ったブランドは?【ファミレス編】

2017年最も総店舗数が増えたブランドトップ3は1位いきなりステーキ2位サイゼリヤ3位鎌倉パスタ。増加率トップ3は1位スエヒロ館100%増2位伝説のステーキ屋3位chawan。減った屋号トップ3は1位ケネディ2位ステーキハウスけん3位グラッチェガーデンズ。減少率トップ3は1位ケネディ2位フレンドリー3位壁の穴。

商業施設内の“魔の地帯”とは?【3】グランフロント大阪テナント生存率は北館の方が高い?

前回の続きです。通過点にありテナント数も多い南館の方が苦しいテナントが多いということになり、“生存率は北館の方が高い(南館の方が低い)”という仮説を検証すべく、フロアごとの4年間の変化に迫ります。 ま […]

商業施設内の“魔の地帯”とは?【2】グランフロント大阪でテナント生存率が高い区画は?

前回の続きです。近年のショッピングセンターでは、開業当初に存在したテナントの全てが長いこと変わらずに営業をし続けることは稀です。 なぜそこにその業態や店舗がなければならないのかが分かりかねるものや、施 […]

商業施設内の“魔の地帯”とは?【1】入れ替わるテナントの共通点|グランフロント大阪調査

商業施設の開発が進む中、施設内のテナントが入れ替わることは珍しいことではなくなりました。 以前、越谷イオンレイクタウンのテナント生存率についてお話したことがありましたが(記事:開業7年後のイオン越谷レ […]

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