昨日の設問について解説します。 まず、左手9台分のスペースについてです。 隣接するセブンイレブンの敷地との間がブロック塀で仕切られているため、入口から最も遠いスペースと恐らくその隣のスペースは、入口付近からバックして接近 […]
ブログ ― 「店舗開発実務講座」セミナー講師のコラム
タグ: 物件構造
昨日の続きです。“自動車での利用のしやすさ”の3つの要素の残りの“駐車のしやすさ”という観点から、近日オープン予定のコーヒーショップ「コメダ珈琲店八王子楢原店」をケーススタディーとして考えてみましょう。 入口から敷地内に […]
コメダ珈琲店八王子楢原店オープンを受けて(その2) 昨日の続きです。カフェ・コーヒーショップに限らず、コンビニにせよ、飲食店にせよ、ロードサイド立地の店舗の売上を左右するものは何でしょう? それは“自動車での店舗の利用の […]
テラス席があると雰囲気的には良いイメージを与えるかもしれませんが、テラス席がイメージ通りに機能する季節や時間は限られています。天気や気温、風向、風力、湿度などの変化を考えると、外の席で快適に過ごせる時間は意外と少ない。稼働率や回転率も考慮するとテラス席増加による大きな売上アップを期待することは避けた方が良いでしょう。
来店するグループの人数と駐車場台数は反比例の関係にあるということです。では、たま家さんのようなラーメン屋さんの場合は?来店するグループの人数の少ない喫茶店に近い駐車場台数を確保するべきという結論に至ります。
店内の座席数と駐車場台数はバラバラに考えてはいけません。お客さんの自動車来店の比率が高い場合は尚更です。極端な例で考えてみましょう。店内の座席数は同じ30席だったとして、次の業態で駐車場台数はそれぞれ何台くらい必要だと思いますか?① 喫茶店② 焼肉店③ ラーメン屋。
店内は「L字カウンター12席に2人掛けテーブル1卓、4人掛けテーブル1卓、6~8人掛けテーブル2卓の広々とした空間」とのことです。つまり、ざっと合計30席はあるということです。このようなラーメン店が、自動車来店を期待する場合、駐車場は何台必要だと思いますか?
この道路は上り坂です。前の車の位置が私の車よりも標高の高い位置にあります。上り坂を上る時に車の運転手の右足はどこにあるでしょう?
そうです、アクセルです。坂を上りたくてスピードを無意識に上げているはずです。入店する確率は高いか低いかといえば、当然低いのです。
今年6月9日に、「たま家」というラーメンチェーンの富士森公園店(八王子市)が開店しました。「たま家・富士森公園店」に立地と物件構造の観点から迫ってみたいと思います。
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