昨日の続きです。利益計画の算出根拠となる稼働率や回転数は保守的に(控えめに)見積もる必要があり、希望的観測や楽観的に判断をすることは危険であることをお話ししました。

では、テラス席やカウンター席はどのように考えればよいのでしょうか。

まず、テラス席と店内席に同じ売上を期待するのは危険です。

テラス席があると雰囲気的には良いイメージを与えるかもしれません。しかし、日本では、テラス席がイメージ通りに機能する季節や時間は限られています。天気や気温、風向、風力、湿度などの変化を考えると、外の席で快適に過ごせる時間は意外と少ないことが予想されます。稼働率や回転率も考慮すると、テラス席増加による大きな売上アップを期待することは避けた方が良いでしょう。

カウンター席は一人客が利用する可能性が高いため、回転数は高いことが予想されますが、稼働率は低く考える必要があります。見ず知らずの人と隣り合って座ることは期待しにくく、両端の座席の回転数は上がる一方、間の座席は稼働率が極端に下がることが考えられます。

それでは、必要な駐車場台数は、どのように考えればよいのでしょうか?続きは明日のブログで。