1号店を2020年初頭に首都ニューデリーに検討、5年間で直営店舗10店舗展開、その後フランチャイズ展開を目指すそうですが、出店の最終形、市場計画があるのか疑問です。ある国に1号店を出店した後どう展開するか?は日本企業以外のグローバル企業でも悩みの種です。
ブログ ― 「店舗開発実務講座」セミナー講師のコラム
カテゴリー:出店ケーススタディ
久茂地周辺はファミリーマートとローソンの出店が皆無でセブンイレブンが出店しそうな場所が案の定空いています。那覇市中心部地図を見てセブンイレブンが出店しそうな場所を予想してみてください。那覇市に14店出店するとしたらどう店舗を配置しますか?
同種業態の店舗が特定地域に集中して出店する場所では、売上が最も苦しい店を定期的に観察していると、将来的に物件化できる可能性があります。潜在顧客がいる施設や滞留する交差点の中間に立地する路面店は、将来的に商圏を侵食されるリスクが高いといえます。
店舗開発に関わる7月のできごとと言えば、セブンイレブン沖縄県開店。既にファミリーマートとローソンが出店する場所で、最大手の後攻めが始まります。コンビニは店舗数が飽和していると言われる中、なぜ後から出店するのか?弊社なりの見方を共有させていただきます。
出店、店舗開発に関わる今年7月のできごと、場所は沖縄県と言えば?沖縄県の地図をご準備ください。私は『県別マップル47・沖縄県道路地図』を買いました。沖縄県全体の状況を短時間で把握できるためです。
J.FERRYが粉飾決算をした直接の原因は出店にあるといって良いでしょう。店舗リストを見て設立時の時代背景、約25年を経ての業態と店舗数、店舗の立地等を踏まえ、どこに問題があったのか考えてみてください。
未出店地域や比較的出店しやすい市場規模のあまり大きくない地域への出店を増やすことが続くような場合将来を悲観せざるを得ません。注目点すべき点は市場規模の大きい関東圏での知名度を上げるよう店舗開発の労力を集中させ店舗数を増やせるかにあります。
ブロンコビリーが広い地域に店舗網を拡大すると同時に店舗数の特定の都道府県への集中度が分散していることを確認しました。企業業績の変化を確認すると、営業利益率の2017年の低下が著しいことが分かり、それに伴い販売費及び一般管理費率が上昇しています。
関東圏だけでなく関西圏にも出店地域を拡大し勢いがあるようですが、集中度が大きく低下し、店舗網拡大と同時に店舗数が分散しています。チェーン店出店の基本である特定地域に店舗数を集中すべきとの考え方にそぐわず、店舗網の管理効率等が低下します。
2017年に地道に店舗数を108店舗から118店舗に増やしたブロンコビリーですが、最近どうも調子がよろしくないようです。業績下方修正を発表し、株価も低迷しています。今回はブロンコビリーの出店の軌跡とその見方をお話しします。