2017年に地道に店舗数を108店舗から118店舗に増やしているとご紹介したブロンコビリー(過去記事はこちら)ですが、最近どうも調子がよろしくないようです。業績の下方修正を発表し、株価もこの一年低迷しています。
実は弊社セミナーの上級編でもブロンコビリーの出店の行方を追っていまして、今回はブロンコビリーの出店の軌跡とその見方をお話ししたいと思います。
前回の西松屋さんに続いてブロンコビリーの都道府県別の2010年と2012年の店舗数と関連する数字を表にしてみました。
店舗数、%は都道府県別の比率があり、その横は%の二乗の値(ハーフィンダール・ハーシュマン指数)です。
重要なのは店舗数とその二乗の値の合計です。店舗数は65から70に5店舗増加しました。展開する都道府県は地元の中京圏と関東圏の7都県で変わっていません。
%の二乗値の合計は3129から2873に低下しています。この値は特定の都道府県に店舗数が集中している度合いを示す値で、全ての店舗が1つの都道府県にあると100%×100%の10,000となる数字です。この数字が低下しているということは店舗網が多くの都道府県に散らばっていることを意味します。
新たに展開した関東圏でも追加出店があり、順調な様子がうかがえます。
続きは次回のブログで。