今回の調査レポートで「定番ブランド」に分類されたのは、首都圏での認知度が90.0%~98.6%と9割を超える『マクドナルド』『スターバックス コーヒー』『モスバーガー』『ロッテリア』『タリーズコーヒー』の5ブランドでした。
(昨日の続き)リテールブランド浸透度調査のデータで、調査対象ブランドのMPFS分類をしてみました。
『リテールブランド浸透度調査2016』調査対象ブランド(全26ブランド)
● マクドナルド ● モスバーガー ● フレッシュネスバーガー ● ロッテリア ● バーガーキング ● ファーストキッチン ● ウェンディーズ ● クア・アイナ ● シェイク シャック ● カールスジュニア ● スターバックス コーヒー ● タリーズコーヒー ● コメダ珈琲店 ● 上島珈琲店 ● サンマルクカフェ ● コーヒービーン&ティーリーフ ● ブルーボトルコーヒー ● クリスピー・クリーム・ドーナツ ● ギャレット ポップコーン ショップス ● コールド・ストーン・クリーマリー ● パイフェイス ● タコベル ● イケア ● フライング タイガー コペンハーゲン ● ラッシュ ● ロクシタン
「定番ブランド」に分類されたのは、首都圏での認知度が90.0%~98.6%と9割を超える(1)マクドナルド、(2)スターバックス コーヒー、(3)モスバーガー、(4)ロッテリア、(5)タリーズコーヒーの5ブランドでした。特に、(1)~(3)はほぼ100%といえるブランド認知度を獲得しており、日本市場で最も有名なリテールブランドの一角を占めています。また、今回の調査対象ではありませんが、弊社の2011年調査で認知度9割を超えていた他のブランド(ドトール、ミスタードーナツ、ガスト、ケンタッキーフライドチキンなど)も、恐らくはここに入るでしょう。
「定番ブランド」は利用経験率も7割を超え、特に(1)~(3)のブランドの利用経験率は86.6%~96.3%と非常に高い結果となりました。ブランド認知度と利用経験率は互いに高め合う関係にあることが読み取れます。また、店舗数やブランド・エイジ(1号店開店からの累積された営業年数)もブランド認知度に影響していることが読み取れます。
男女別でみると、(1)~(4)のブランドでは男女で認知度に有意差はありませんでしたが、(5)タリーズコーヒーは女性のほうが認知度が高い結果となりました。女性の利用経験率が男性よりも10ポイント近く高いことが影響しているものと考えられます。
次回は「有名ブランド」に分類された調査対象ブランドをとりあげます。