スーパー「オーケー」の銀座出店について補足です。

前回のブログ記事「銀座はゴールかスタートか?2023年の銀座出店を振り返る」で、スーパー「オーケー」は銀座に出店を目指していたのか?について言及しましたが、考慮が足りていない点がありましたので、補足です。

最近の変化として、都心の人口が増加していることがあげられます。この点を見落としていました。

銀座のある中央区の公表している資料には、下記の記載があります。

本区では、近年のマンション開発等による人口増加に加え、今後も東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会終了後の晴海地区における住宅開発等により、人口が増加傾向にあり、令和6年(2024年)度中には20万人、令和11年(2029年)度には22万人を超えると推計されます。

中央区HP「中央区の現状」

中央区に住んでいるからといって、住人が毎日のようにデパートの食品売り場で買い物をするとは限らず、スーパーマーケットで買い物もすることでしょう。

人口増加のペースに対してスーパーマーケットの数が十分に追い付いていないとなれば、そこには出店の機会があります。

と考えると、かつての銀座のイメージや意味合いだけでスーパーマーケットの出店はない、と考えるのは実情に合っていないわけです。

ちょうど某スーパーマーケットの関係者にお会いする機会があり、その点に関して質問してみました。すると、実は都心の出店はひそかに狙っているとのことでした。ちなみに、1・2階や1階・地下1階でもよく、合計600㎡から出店が可能だそうです。

前回ブログ記事のスーパー「オーケー」の銀座出店に対する記載は、古い見方に偏った見方によるものだったと思い、補足させていただきました。

日常的に銀座で暮らす人の数が増えているということを、年末に脳裏に刻んでおこうと思います。