駅前物件の出店判断で重要なこと

昨日の続きです。駅前に物件があったとします。

商圏と想定される範囲内に人口は多く、河川も流れていないことを確認しました。さて、何を確認しますか?

通常の駅は南口、北口など複数の出入口があります。つまり、線路があると商圏は分断される可能性が高いのです。

河川の橋と同じで踏切を超えた先というのは遠く感じるものです。線路の本数が増えて踏切の幅が広がったり、遮断機が下りている時間が長かったりすればなおさらです。

線路をはさんだ駅の反対側を、物件のある側と同等に考えるのは危険です。

駅の反対側に大規模マンションがあって、そこに集客を大きく依存することを期待するようなことは避けるべきです。お客さんはいつまでもわざわざ来てはくれないのです。

物件のある側の商圏をしっかり精査し、現実的な見込み客の数を把握したうえで出店判断をするべきなのです。

明日のブログでは、演習問題を出したいと思います。