出店戦略における「後背地」概念とは何か?
前回までの白金台の商圏分析を受けて、出店戦略において理解すべき概念の一つである、「後背地(こうはいち)」という概念を説明させてください。
後背地とは、文字通り店舗の背後にある地域、商売で言えば商圏のことです。
下の図は、白金台駅周辺のスーパーマーケットの立地を示しています。プラチナ ドン・キホーテさんにとっては本意ではないかもしれませんが、今回の話では、プラチナ ドン・キホーテも、スーパーマーケットと同列の業態として扱います。
図で青く着色した部分が「後背地」です。マルエツ、いなげや、コンビニ(セブンイレブン)の後背地には、住宅が密集していますが、プラチナ ドン・キホーテの後背地には、オフィスビルやお寺などが多いことにまず気が付きます(ご参考までに、この記事の下のほうに、プラチナ ドン・キホーテ白金台店周辺の地図と航空写真を載せておきます)。
あなたがそのスーパーマーケットを選ぶ理由は?
さて、読者の皆さんも普段、スーパーマーケットで買い物をされていると思います。その時、どのくらいの量の商品を買われますか?
スーパーマーケットはワンストップ・ショッピングの利便性を提供する業態のため、恐らく、大きいビニール袋一杯か、場合によっては二杯分の買い物をされると思われます。飲み物なども買うと、袋も結構重たくなるのではないかと思います。
では、あなたが普段そのスーパーマーケットで買い物をされるのはなぜですか?
続きは明日のブログで。