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売上予測再考5|重回帰の前に~売場面積・敷地面積の考え方~

前回の続きです。店舗の売上に影響するものでデータが入手しやすいものに、店舗のサイズに関するものがあります。店舗面積、敷地面積を表す「坪数」を用いることがほとんどだと思います。駐車場台数や座席数などもサイズに関連します。
面積についてはコロナ禍の影響で消費者の行動パターンが変化しているため、最近6か月の売上高との関連を把握する必要があります。

面積が大きくなると売上も高くなると考えるのが普通ですが、これも市場規模を示す数字のときと同じように、同じくらいの面積で売上に差がある店舗がないかを確認してください。面積の広い店舗の売上が意外と高くなっていないことがあります。
横軸に面積、縦軸に売上高を示す線をひき、メモリを打って、店舗をプロットしてみると、ある面積からある面積の間は、面積が増えると売上高も増加する傾向が読みとれるものの、その区間外では両者の関連が読み取れないことがあります。
これは何を意味するかというと、店舗には適正な規模があるということです。その規模がどのくらいかは業種、業態、立地などによって変わってきますが、単に広ければよいわけではなく、適正な範囲があるということは共通していると思われます。
店舗をプロットすると、ある面積までは売上が上昇し、それを超えると上昇が止まり、下降するように点が配置されることはよくあることです。
客数を増やすことを考えて、座席や接客スペースを増やしても、供給能力が一定であれば、なかなか接客が受けられないという苦情が出たり、埋まらないスペースが生じたりして、売上の上昇に結び付かないことは想像がつきます。

ここまでが従来の考え方でした。
しかし、コロナ禍以降の半年の売上について、これまでと同じような傾向が続いているかは確認する必要があります。密になりにくいため広い店舗が消費者に支持される可能性がありますし、座席数が多ければ収容できる客数が多くなるため、これまでの傾向が変わっていることも考えられるため、面積とこの半年間の売上との関連をよく検証してみてください。

また、他のテナントと敷地を共有するような場合も敷地面積は通常の店舗の場合よりも大きくなります。
極端に面積が広い店舗がある場合、それらを例外的な店舗として除外したり、面積を適正な値に調整したりすることも検討する必要があります。

明日は週末なので、関連して、小クイズです。

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