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売上予測再考3|重回帰の前に~市場規模の数字と売上高の関連をどう見るか?~

前回の続きです。 簡単な例を使って説明します。

まだ10店舗しかない場合の、各店舗(A~J店)の売上高と市場規模を示す数字として半径2km内の人口との関連について考えます。説明用のかなり簡略化された仮のデータですのでご了承ください。

このようなデータをみて何を調べるべきかですが、最も知りたいことは、“人口が増えると売上高もそれに伴って増えているか?”ということです。

簡単にできる方法は、最大値と最小値の数字を確認し、比較することです。

売上高の最大値はE店の180で、最小値はD店の55です。2店舗のそれぞれの人口は110,000と65,000なので、2店を比べると人口が増えると売上高もあがるという傾向がありそうです。売上高が2店舗の間の70であるI店の人口は90,000で、110,000と65,000の間にあり、やはり人口が増えると売上高もあがるという傾向がありそうです。

ここまでで、非常に大雑把ではありますが、“人口が増えると売上高もそれに伴って増える傾向がある”ということが分かりました。

最初はこのくらい大まかな傾向を把握するだけで十分です。

その次は、目を皿のようにして探していただきたいものがあります。

市場規模を示す“人口”に注目し、人口の値が近い店舗を探してください。

このデータでは同じ数字がいくつか確認できます。(実際にはこのようなことはまずありませんので、数字が近い店舗を探します)例えば、人口が110,000の店舗がE、H、Jの3つあります。人口110,000は市場規模が10店舗の中で最大です。それに対して、3店舗の売上高はというと、E店が180であるのに対して、J店は100、H店は90と、E店の約半分しかありません。このように“市場規模を示す数字が類似しているのに、売上に開きがある店舗”がないかを探すのです。

そして、市場規模は類似しているのに、3店舗の売上高に差があるのはなぜか?より生々しく表現すれば、なぜJ店とH店が売れないのか?2店が劣っていることは何か?と考えるのです。同僚の方に尋ねてみるのも良いでしょう。売れない理由は意外と理由が出てくるものです。

続きは次回のブログで。

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