YouTubeチャンネルで現調のやり方を解説中
YouTubeで“実践!現調シリーズ”を始めます。弊社セミナー「店舗開発という仕事」では、物件を会社に起案するための物件調査や現地調査の方法を扱っています。しかしセミナーの場では、店舗開発業務の全体像と重要ポイントを短時間で網羅的に把握していただく必要があり、概論的な内容にとどめざるを得ませんでした。
具体的な事例による説明を含む実践的な内容や注意点などをお伝えしたいと思い、YouTubeでは、特定の物件ではないのですが、ある駅をとり上げ、その周辺の市場を調査するプロセスを動画で実演してみることにしました。
現調第一弾は東武東上線・小川町駅編
なぜ小川町か?…このシリーズを始めようと決めてからたまたま最初に降りた駅だったから、というのが正直な理由なのですが、降り立ったことがある方の多いと思われる主要ターミナル駅よりは、そうではない駅から始める方が、先入観なく物事をシンプルに考えることができ、有意義ではと考えたためです。
今後も随時、新しい駅を追加して参りますので、「駅前の一等地はどこが抑えているか?」「自社は出店すべきか?するとしたらどこに?」など考えながら、まずは最近の小川町駅周辺の市場を体感し、理解を深めてみてください。
第二弾は群馬県の高崎駅
第2弾は“高崎駅”、新幹線も停車する群馬県のターミナル駅です。「駅周辺に出店するとしたら?」という視点で、江戸時代に城があった街のつくりや駅周辺に商業施設が集積する様子、群馬県のある特徴に基づく注意点などを解説しています。
さて、クイズです。初回が小川町、2回目が高崎でしたが、2つの駅を通っているのはJR何線?答えは“実践・現調シリーズ”でご確認ください。
「店舗開発という仕事」チャンネル by 福徳社 では、セミナーでは十分に時間をかけてお話しきれずに終わることの多かったテーマをピックアップし、解説動画を配信して参ります。今後も頑張って“ほぼ毎日投稿”を目指したいと思いますので、チャンネル登録や高評価ボタンで励ましていただけると嬉しいです。
次は、分かっているようでよく分からない店舗開発用語の解説動画シリーズをアップします。詳細は次回のブログで。
【実践!現調】①はじめに:物件提案と現地調査の心得|店舗開発実務講座
社内で“通る”新店物件提案の起案のコツと、現調(現地調査)のやり方・心構えを動画にまとめました。
- 00:00 はじめに「良い物件提案」とは?逆に「良くない物件提案」とは?
- 00:31 物件判断が“バツ”になってしまう物件提案の特徴
- 01:40 “バツ”にならないようにするには?→物件調査・提案の手順を守る:1.デスクリサーチで仮説を作る2.現地調査(現調)で仮説を確認する3.提案をストーリー化してプレゼンする
- 02:35 手順1・2・3の順番を守ることの重要性とメリット
- 03:48 駅を中心とした“エリア”で把握すべき事柄:1.駅の利用者と利用(来街)目的2.動線とその強弱3.自社が出店すべきゾーン・区画
- 06:29 デスクリサーチとその目的:1.物件があるエリアの情報源2.仮説を立てる(商圏の範囲、TGとなりえる施設、動線の形成のされ方・客層、そのエリアのベスト立地、物件への接近を遮る要素…など) 11:05 仮説を立てるときの注意点
- 12:11 現地調査(現調)の目的:1.デスクリサーチで立てた仮説の検証2.現地調査でしか知りえない情報の収集
- 14:38 現地調査の正しい行き方~これはNG~
- 15:50 「物件への接近を遮る要素」とは~お客様の入店までの過程:知る→気づく→近づく→選ぶ→入店する~
- 18:17 まとめ~良い物件提案とは?そのための現地調査の心得とは?~
- 19:31 100点満点の物件はない。理想100点に対して何点か?を考える
現地調査のやり方を実地で解説。デスクリサーチ→現調 の流れを、初めて訪れる小川町駅周辺で練習します。
【目次】
- 00:00 小川町駅(東武東上線・JR八高線)について、デスクリサーチ→現地調査の流れの確認
- 00:31 路線図・乗り入れ本数・駅乗降客数の確認
- 02:33 小川町駅周辺地図の確認
- 05:02 小川町駅周辺航空写真の確認
- 05:31 小川町駅周辺のデスクリサーチのまとめと仮説
- 07:53 仮説を地図を使って確認する
- 08:37 小川町駅周辺の現地調査(ビデオ)
【目次】
- 00:00 高崎駅(JR新幹線・在来線各線、上信電鉄上信線)路線図の確認
- 00:45 デスクリサーチで確認できること
- 02:05 高崎駅周辺地図の確認
- 03:45 高崎駅周辺航空写真の確認
- 04:16 デスクリサーチで確認できることのまとめ①電車の乗り入れ②乗降客数③車利用率④高崎駅周辺の主要な集客施設⑤仮説
- 07:13 仮説を地図で確認する
- 07:48 高崎駅周辺の現調(ビデオ)
▷ 講師 加藤 拓(かとう たく)プロフィール: 専門分野:チェーン店出店戦略、店舗開発、売上予測。市場調査会社にて、日本マクドナルド社GISシステム構築・マクドナルド売上予測モデル構築に携わった後、スターバックス コーヒー ジャパン社店舗開発本部・経営企画室にて、出店戦略立案、物件判断、新規物件の売上予測、既存店舗の売上分析等の店舗開発実務を10年間にわたり担当。(株)福徳社設立後は、多数飲食・小売・サービス業種チェーン企業の店舗開発部門のコンサルタント・社内研修講師として活動中。
3大学の専任講師・非常勤講師を現任(研究分野:出店戦略、サービス・マーケティング、消費者行動の計量分析、マーケティングと企業成果の関連)。
博士(学術)。慶應義塾大学商学部卒、東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了、コペンハーゲンビジネススクール留学、慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。宅地建物取引士(登録番号 東京 第242957号)。詳細プロフィール