セブンイレブンの沖縄県での展開は、消費者の間で普及した業態が未出店のエリアをどのように面的にカバーするかの貴重な記録です。現時点で65店、那覇市、浦添市への追加出店が進んでおり、全店舗数の3割弱が那覇市にある状態を続けています。
ブログ ― 出店戦略・ブランド戦略のあれこれ考察
カテゴリー:出店ケーススタディ
プロ野球のマジックナンバーと同じように少しずつ減って残り5となったのは、かつて凄まじいスピードで急成長した外食チェーン『東京チカラめし』の店舗数です。粘り強く最後まで残った場所の特徴の分析は、今後の出店を考える上で意味のあることと思われます。
2019年7月に一気に14店舗を開業し、現在約60店舗になるまでの経緯をまとめました。沖縄セブンイレブンの出店の考え方は多くの業態に当てはまります。出店速度も出店の重要な構成要素ですが、250店舗目標とのことなので、加速期が来るのも早いような気がします。
かつて狂牛病の影響で困った同社が掲示した“助けてください”というフレーズを思い出しますが、今回の失敗は自業自得です。このままでは店を閉めることになる?もっともで、店が多すぎる地域がある。業態としての意義はあっても、なくて良い立地の店は閉めれば良いのです。
デカトロン (DECATHLON)が2019年3月に日本一号店を開業。世界55か国で1570店あるそうです。1号店はどこかというと、兵庫県西宮市・阪急西宮ガーデンズ本館3Fだそうです…。黒船にしては事前の知名度が高まっておらず、最初に来襲する港を見誤った感があります。
いきなり!ステーキの出店は地域的な偏りが極端だっただけでなく、その速度があまりにも急速であった点にも特徴があります。ペッパーフードサービス社の業態ペッパーランチも同じように急拡大したことがありました。
“市場規模に対して相応しい数の店舗数を出店する”という考え方はペッパーフードサービス社には皆無であったと言ってよいと思われます。首都圏の出店数には驚かされました。投資家の中に、これで赤字転落は許しがたいと思う方がいてもおかしくないように思います。
表は全都府県の人口比率と対応する「いきなり!ステーキ」の“あるべき店舗数“を示しています。これを参考にして「いきなり!ステーキ」が各都道府県に実際何店あるかをこちらでぜひ確認してみてください。驚きますよ!!
いきなりステーキのペッパーフードサービスが上場以来初の赤字転落。ペッパーランチと同じような失敗をしており、出店の観点から言えることを後の教訓のために書き残します。めったに起こらない自社競合が起こった理由は、市場規模と店舗数のバランスをよく考えずに出店していたためと考えられます。
新宿に世界旗艦店を出店したアンダーアーマー UNDER ARMOUR。新宿アルタ前の交差点脇で本来なら対面からの視認性は抜群なはずですが、入りにくい雰囲気が漂っている印象を受けました。複数の要因が考えられますが視認性を長時間にわたり意外なものが遮っていました。