夏休みシーズン到来ということで、小休止も兼ねて、個人的な話で恐縮ですが、久しぶりに『シェイクシャック』についての話題です。弊社の『首都圏ブランド認知度調査』で勝手に調査対象に含ませていただいたにも関わらず、“久しぶり”に思い出したためです。
7月21日、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースの試合(11対3で阪神勝利、阪神・秋山完投、ロジャース2本塁打、「目を覚ませ」と球場からも言われ続けた東京ヤクルトは14連敗)を子ども達と観に行くため、新宿サザンテラスを通り抜けようとしたところ、『シェイクシャック』のお店を見つけました。奇遇だと思ったのは、昨年のほぼ同じ日に子供達と東京ヤクルトスワローズ対“広島東洋カープ”の試合を観に行ったのですが、その試合前に神宮球場の裏手にある『シェイクシャック』の日本1号店に暑い中“並んでまでして”行ったのを思い出したためです。
(因みにどうでも良い話ですが、その試合に行ったのは次男が阪神ファンのためです。長男はにわかファンではなく3歳のころからファン歴かれこれ7年のカープファンです。長男が広島、次男が阪神、そして私が○○ファン歴35年という妙な親子で、関東在住で直接対決を球場で観られないため東京ヤクルトスワローズを緩衝材として、毎年一回この時期に神宮球場に通っています。それが、昨年広島戦、今年阪神戦だったのです。)
『シェイクシャック』新宿サザンテラス店には15:00過ぎに着きました。HPを確認したところ日本4号店のようです。昨年の日本1号店のような行列はもはやなく、並ばずにすぐ買えて、すぐ座れますが、大分待ってから食べることができました。皮肉なことに、そこから歩いて1分かかるか、かからないくらいの距離に『クリスピークリームドーナツ』1号店がかつてあった区画があり、そこには現在“何もそこになくても良いのでは?”と思わされるテナントが入っています。
昨年の弊社の独自調査で、『シェイクシャック』はマニアックなファンは一定数以上ついているものの、まだ「人気ブランド」のステージに達していない「マニアブランド」に分類させていただきました。首都圏での認知度は4割未満にとどまり、利用経験率は2割未満にとどまりました。
高価で、名前が覚えられない英語表記のハンバーガーをいただきながら、こうした数字が1年経ってどう変わったのかと考えると、利用経験率が50%を超える、つまり2人に1人が使ったことがある、というような劇的な変化があったとは考え難く思います。もし周囲の人に『シェイクシャック』をこの一年で使ったことがあるか尋ねて、“ある”という人が5人以上いたら教えてください。
4号店のわりにはすでに定着したブランドのたたずまいがあり、試合終了後の21:30ごろ訪店してみると、15:00台と同程度の混雑具合でした。
『シェイクシャック』は私にとっては“尾瀬”になりつつあります。なぜなら“夏(休み)が来れば思い出す”からです。