アンダーアーマーのことを考えていたら、スポーツショップのニュースに目が行くようになりました。

東洋経済11月23日号「“黒船”デカトロンの正体~ファッション関係者も注目する仏スポーツ・アウトドアショップの経営戦略とは?~」には、フランスのスポーツ製造小売業の『デカトロン(DECATHLON)』が2019年3月に日本一号店を開業したそうです。誠に不勉強で申し訳ないのですが、そのことをこの記事で私ははじめて知りました。同記事によると世界55か国で1570店あるそうです。開発・製造・販売までをほぼ一括運営したり、有名スポーツ選手を用いずに広告宣伝費を抑えたりすることにより低価格を実現するだけでなく、中級・上級者向けの本格的な品物も提供するそうです。

オンラインショップを見ると私の好きな釣り道具まで売られており、個人的には非常に楽しそうな印象の店舗です。

そして、1号店はどこかというと、兵庫県西宮市・阪急西宮ガーデンズ本館3Fだそうです…。

同記事には“黒船襲来”とあり、2020年までに2号店、その後3~4年で関東、中部、関西へ10店舗展開するとのことです。店舗数からすると恐らくかなり規模の大きい店舗なのでしょう。だとすると、“黒船”にしては事前の知名度が高まっておらず、インパクトが弱く、かつ、“旋風を巻き起こす”ためには最初に来襲する港を見誤った感があります。

ちなみに、デンマークでは『Intersport』『Sport Master』といったスポーツ企業が市場を牛耳っており、デカトロンはデンマーク市場への参入を延期したそうです(https://www.decathlon.dk/)。

そういえば幕末の本物の黒船は、ペリーをはじめとする乗組員が上陸したものの、一度帰国させられたのでした。