主要チェーン店の総店舗数の変化という観点から2017年を振り返ってみたいと思います。まずはコーヒーチェーン業態編です。
コーヒーチェーンとして考えられるブランド全体では、今年は9,066店舗から9,229店舗へ163店舗、率にして1.0%、総店舗数を増加させました。
そのうち、2017年に最も総店舗数を増やした屋号トップ3は、
1位 スターバックスコーヒー (+81店舗)
2位 コメダ珈琲 (+42店舗)
3位 タリーズ (+34店舗)
でした。
店舗数だけの増加は大手が上位に来るものですが、店舗数そのものはまだ少ないものの店舗数を増やしているところを探ってみると、総店舗数の“増加率”トップ3は次のようになりました。
1位 ネスカフェスタンド 380%増(5店舗→24店舗)
2位 むさしの森珈琲 240%増(5店舗→17店舗)
3位 コナズ珈琲 50%増(6店舗→9店舗)
以下、10%台の増加率を示す和風のイメージのコーヒーチェーンが目立ちます。因みに星乃珈琲店は14%増(184店舗→210店舗)でした。
逆に2017年に最も総店舗数を減らした屋号トップ3は、
1位 ミスタードーナツ (-66店舗)
2位 イタリアントマト (-17店舗)
3位 サンジェルマン、コロラド (-8店舗)
同じく総店舗数減少率のトップ3は、
1位 コーヒービーン&ティーリーフ 55%減(11店舗→5店舗)
2位 カフェデュモンド 44%減(9店舗→5店舗)
3位 ニューヨーカーズ・カフェ 22%減(9店舗→7店舗)
コーヒービーン&ティーリーフの店舗展開については、当ブログでも一昨年、「もったいない全国展開」シリーズで分析したことがありました。
明日はファミレス業界です。続きは明日のブログで。