やはりそうか、という話ですが、最近上場したコメダ珈琲店を展開するコメダホールディングス【3543】は、店舗数1000店体制を目指すそうです。

成長目標だけが掲げられ、なぜかその数字は500や1000といった切りのいい数字が多い、というのはよく聞く話で、やはりそうか、とはそういう意味です。

これはカフェ・喫茶店業界に限った話ではありませんが、カフェ・喫茶店が成り立つ立地の数は日本全国で有限であり、しかも複数の競争相手が出店攻勢をかけてくるわけです。よって、こうした有限の立地のうちの何%を抑えられるかが勝負となるのですが、コメダホールディングスからは、1000店舗達成のための具体的な方法については十分な説明がなかったようです。

その証拠に、その企業の将来の成長期待の表れである株価は、コメダホールディングスが1000店の出店目標を発表した後に上昇したものの、その後は振るわず、7月19日の段階で年初来安値を更新しています。

コメダホールディングスの今後については、私たちは起こりうることいくつかを予想しているのですが、その点についてまたの機会に譲るとします。

さて、なぜ経営者のコメントは、往々にして、「店舗数1000店体制を目指す」といった出店数の目標を掲げるに留まってしまうのでしょうか?

御社ではいかがですか?

なぜそうなってしまうのか、考えてみてください。

続きは明日のブログで。