市場規模を計算してみよう(続き):人口以外の数字をどうやって探すか?
前回は、市場規模には3つのレベルがあり、下記の公式で求まることをお話ししました。
人口×利用者比率(%)×利用回数(回)×一回当たりの利用金額(円)=市場規模(円)
今回は、人口以外の3つの数字を“二次データ”から探す方法をお話しします。
人口以外の利用者比率、利用回数、客単価はすべて消費者の実際の行動ベースの数字です。こうした数字を求めるには消費者調査を行い推定するほか方法はありません。
“自社”で調査会社に委託して消費者調査を行うのも手ですが、それも結構な金額がかかってしまうものです。(市場調査をなるべく安い金額で行う方法については、近いうちに回を改めてお話しさせていただきます。)そこで、自社で行わなくとも、社外で行われている調査が無いかを検索するのです。
それぞれの業界には、同じ産業や業種にたずさわる企業によって構成され,業界内での利害調整と業界外への利益代表を行う業界団体があります。こうした団体に問い合わせてみるのも良いでしょう。
業界団体で検索すると、様々な業界団体のリストがリスト化されたページが紹介されています。また、業界人向けの専門誌にも関連する記事が掲載されることがあります。
例として日用品化粧品新聞では、オーラルケア市場の推移について記載されています。> http://www.hpc-news.co.jp/special/special/special_2014/20140526_01/
(【その6】につづく)