駐車場台数と売上の関連を分析しておくべき理由

昨日の続きです。特にコロナ禍のような状況で、コンビニエンスストアやロードサイド店の「客数」に強く影響すると考えられるものは何でしょうか?

複数の要素が考えられるでしょうが、ここでは「駐車場台数」を挙げたいと思います。

とりわけ郊外のコンビニエンスストアは、商圏を拡大するためにも駐車場の設置が必須です。駐車場台数が十分にある店舗は、その分、多くの客数を獲得することが期待できます。また、車で来店する場合、徒歩で来店する場合に比べると、購入した商品を車で運んで帰れるため、さらに車を運転してわざわざ来ている来店までの努力を考えると、購入点数が増えたり、サイズの大きい商品を購入したりする傾向が高くなる結果、客単価も高くなることも期待できます。

逆に駐車場台数が不十分であったり、十分にあったとしても、店舗が敷地入り口から離れていたりする場合は、客単価の上昇は期待できたとしても、客数の伸びに限界が生じます。

コンビニエンスストアに限らず、ロードサイド店舗がある企業様におかれましては、この機会に既存店の駐車場台数とコロナ禍での店舗売上との関連を分析しておくことをおすすめします。

しかし、おすすめするだけでは無責任かなとも思いますので、分析のコツのようなものを次回からいくつかご紹介したいと思います。続きはこちらの記事「郊外型・都市型ロードサイド店舗の駐車場台数の決め方・考え方は?」でお話しています。