「半径〇kmに〇万人いれば出店可能」 このような基準を持っている企業は多いですが、実はこれだけでは不十分です。 特に最近増えている「小商圏出店」を成功させるには、人口という「母数」だけでなく、その中身を分解して考える必要があります。
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商圏人口を決める方程式
必要な商圏人口は、以下の要素の掛け合わせで決まります。
- A:必要客数(売上目標を達成するために1日に必要な客数)
- B:来店頻度(週1回なのか、月1回なのか)
- C:定着率(一度来た客がリピーターになる確率)
- D:獲得率(商圏内の住民のうち、自店の客になった人の割合)
「来店頻度」と「定着率」が鍵
例えば、来店頻度が高く(週1回など)、定着率も高い業態であれば、商圏人口が少なくてもビジネスは成立します(コンビニなどが好例です)。 逆に、来店頻度が低く(数ヶ月に1回)、定着率も低い場合は、桁違いに多くの商圏人口が必要になります。
安全圏の目安を見つける
自社の既存店データを分析し、「獲得率」や「定着率」の実績値を把握していますか? 「人口5万人でも成功している店」と「10万人でも苦戦している店」の違いは、この内部数値の違いにあることが多いです。
単に「人口が多い場所」を探すのではなく、自社のビジネスモデル(来店頻度・定着率)に見合った「必要商圏人口」を算出できるようになりましょう。