全国チェーンが戦いにくいマーケット【3】地方都市での「駅」の位置づけ

「自家用車が無くては生活できない人々中心に形成されるマーケット」

昨日の続きです。「自家用車が無くては生活できない人々中心に形成されるマーケット」は、地方都市に多く見られます。スターバックス一号店が開いたばかりの鳥取県もしかりです。

そこでの駅の位置づけは?ということをを知るには、駅の利用状況を知るのが近道です。

駅の規模・集客力を知りたい場合、何を確認しますか?

誰が見ても同じ、客観的な数字で測られているものが望ましいです。簡単なものは、以下のようなものです。

  • 乗り入れている支線の数。
  • ホームの数、停車する電車の本数等。
  • (調べる必要がありますが)駅乗降客数も、信頼できるデータが公表されていれば確認する。

では鳥取駅の場合はどうでしょうか?時刻表や駅のホームページ等で確認してみました。

  • 山陰本線と因美線(若桜鉄道を含む)の2線が乗り入れている。
  • ホーム数は1番線から4番線までの4つ。
  • 停車する電車の本数は、平日のものですが、因美線が5時18分から22時18分までで33本(13時台はゼロ)、山陰本線(浜坂・豊岡方面)が5時28分から22時48分までで18本(7時台と10時台がゼロ)、山陰本線(倉吉・米子方面)が5時26分から23時00分までで41本の合計92本。均すと、一時間当たり4.8本。
  • 駅乗降客数は、鳥取市市勢要覧によれば、平成24年の鳥取駅乗降客数は年間のべ408万人で、単純に365で割ると一日11,178人と求まる。

こうした数字は、単に人口が少ないということのほかに、駅を必要とする人の割合が小さいことも示しています。

鳥取市内に居住し、かつ、鳥取市内に通勤先や通学先がある人は、平日に電車で鳥取市を出ることはほとんどないでしょう。乗用車があれば休日の移動に電車を使うこともほとんどないはずです。つまり、特別なことがない限り駅を使わなくても日常生活が完結してしまうのです。

鳥取市民にとって、駅は日常的な場所ではないのです。この点が、都市部とは大きく異なります。

続きは明日のブログで。