”いきなり”赤字転落を受けて【3】『いきなり!ステーキ』あるべき店舗数と実際の出店のギャップ分析

前回の記事の続きです。下の表は前回掲載の表に都道府県別の実際の店舗数を追加したものです。

いきなり!ステーキ全国出店数
1都3県に色を付けましたが、“あるべき店舗数”に対して大きく上回る数の店舗が出店されていることが分かります。東京は倍以上の90店舗です。

「東京都で90店舗」が適正水準とするならば、計算の基準としてきた北海道には、あとざっと20店を追加出店できることになります。

業績不振の店舗を『いきなりステーキ』に転換するときいた『幸楽苑』のおひざ元の福島県をみると、あと1店いけるかいけないかです。同じく「東京都で90店舗」が正しいとするならば、あと6~7店出店できるということになります。

山形県、長野県、静岡県、熊本県、鹿児島県など店舗数が過剰なところもあれば、大都市でも大阪府や愛知県のように拮抗しているところもあります。

いずれにせよ、“市場規模に対して相応しい数の店舗数を出店する”という考え方は、ペッパーフードサービス社には皆無であったと言ってよいと思われます。

首都圏の出店数には驚かされました。あまりにもお腹がペコペコすぎて、いくら食ってもお腹が一杯にならないような人が開けてるのかもしれません。あるいは過食症の人かな。

投資家の中に、これで赤字転落は許しがたいと思う方がいてもおかしくないように思います。私はもちろん同社の株は乱高下が大きくて買ってはいません。

『いきなり!ステーキ』の出店は地域的な偏りが極端だっただけでなく、その速度があまりにも急速であった点にも特徴があります。この点は次回のブログで。

最新ブログ記事やお知らせをTwitterで日々配信中。Follow me!