「観光客が来ない、来てもお金が落ちない観光地」の共通点【2】米沢、奈良…

前回のクイズの答えは「上杉鷹山」です。「ある街」とは、山形県米沢市です。(上杉鷹山については詳しく書かれているものが多々あるため、ここでは詳しくは言及しませんが、自分が若い時に年長者が彼のことを切々と語ってくれたことを思い出します。)

彼の考えを継いだ人が多かったのかもしれません。街の中心に都会で流行っているようなカフェを開業したり、特産品を活かした新商品を作ったり、色々な試みをしている街だと、ずっと住んでいたわけではありませんでしたが定期的に訪れるたびに思っていました。

しかし、あるとき、叔母や従兄が発した言葉がありました。それが意味していたところは、「いくら観光客が来てもだめだ、みんな泊まらないで帰ってしまう。バスで来て寄るだけのところなんだ、米沢は。」というものでした。そんな話を思い出しました。

さて、つい先日のこと、関西でメンバーに加えていただいている会の二次会でのことです。そこで、“奈良県は商売が難しい”という話になりました。なぜかというと、奈良県は“お金を使わない人が行くところ”だからだそうです。平たく言えば、“公園の芝生で、持ってきた弁当を食べるために来るところ”なのだそうです。

思えば奈良県は、奈良市内でも東大寺(大仏)や石舞台古墳などの観光名所が一か所に集中しているわけでなく、広域に散らばっています。
また、京都、大阪などの周辺都市からも電車で日帰りできます。大仏を見て帰り、近々また来よう、ということが関西方面に住んでいればできてしまいます。
関西方面に在住でなかったとしても、奈良県内だけに集中して複数泊して帰るという旅行をされるという方は、大の歴史好きな人などのようにかなり限られるような気がします。東京周辺に住んでいて“高尾山”に泊まりで行く人はほとんどいないでしょう。それと似ています。

これらを合わせて考えると、“観光名所は充実しているものの、宿泊する動機がほとんどない”という印象を持たれている街は、米沢、奈良に限らず多いように思われます。個人的にも、ずっと行ってみたかった歴史的に有名な街があり、大人になってから一泊する予定でスケジュールを組んで行ってみたら、観光名所は数時間で見終わってしまい、夜は個人経営のラーメン屋以外どこも店が開いておらず、とても暗い気分になり、翌朝そそくさと去り、その後一度も行っていない街があります。

以上を総合すると、観光客を呼び込み、それに伴い経済的にも恩恵を得るためには、言い換えれば、“お金を落としてもらう”には、宿泊しても行きたいという切っ掛け、理由を作る必要があるように思います。

今回はここまでにして、再びクイズです。

“お金を使わない人が行く”奈良でも流行っているものがあるそうです。それは何でしょう?“それは持っていかれへんな”ということで会合での笑いの種になったものです。

答えは“かき氷”でした。

続きは次回のブログで。

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