商業施設の“先発・中継ぎ・抑え”テナント考【3】“先発”テナントの多店舗展開(1)

前回の続きです。昨年6月に開業したばかりの大型SC『イーアス高尾』を半年弱で降板してしまった“先発”テナント『ヨギボー』の出店、多店舗化の足跡を振り返ってみたいと思います。

ホームページによれば、“世界100店記念”のセールが行われるようです。ありがたいことに、こちらに日本上陸からの沿革が掲載されています。

それによると、2014年11月に米国Yogibo社と日本総代理店契約が締結された後、2015年2月に大阪で1号店がオープンした後、2号店を東京、3号店を神奈川、4号店を福岡・・・と展開し、2016年11月までには店舗は33店舗を展開しています。沿革はそれ以降更新されていないようですが、2018年2月28日時点で、出店地域は北は北海道から南は九州までの全国に広がっています。

ざっと確認したところ、期間限定出店を含めて(取扱店舗は除きます)57店舗を展開しています。出店している都道府県別の店舗数は次の通りです。

北海道1店舗、宮城県2店舗、群馬県1店舗、栃木県2店舗、東京都8店舗、埼玉県5店舗、神奈川県5店舗、千葉県5店舗、愛知県3店舗、静岡県2店舗、岐阜県1店、山梨県1店舗、石川県1店舗、兵庫県2店舗、大阪府7店舗、奈良県1店舗、岡山県1店舗、広島県1店舗、愛媛県1店舗、徳島県1店舗、福岡県4店舗、大分県1店舗、熊本県1店舗。

出店場所は大型の商業施設がほとんどで、出店機会があるとどんどんオープンしているような印象を受けます。

ちなみに本国の米国では17店舗のみで、“世界で100店”の半分以上が日本にあることが分かりました。

商業施設中心に急速な拡大を進めていること、本国の米国の店舗数を既に上回っていること、“快適で動けなくなる魔法のソファ”の全国レベルでの認知度などを考えると、余計なお世話で恐縮なのですが、長い目で見た多店舗展開として少々危ない印象を受けます。今後の出店を観察していきたいと思います。

次回は『スリープセレクト』の展開を振り返ります。続きは次回のブログで。