「この物件、駐車場は何台あればいいですか?」 これは店舗開発の現場で頻繁に議論されるテーマです。 少なすぎれば機会損失になりますが、多すぎても店舗入り口が遠くなるなどの弊害があります。
今回は、適正な駐車場台数を導き出すための「3つの基準」について解説します。
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駐車場台数を決める3つの変数
漫然と「敷地の余った部分」を駐車場にするのではなく、以下の3点から論理的に算出しましょう。
- 物件のタイプ(郊外型 vs 都市型)
- 郊外型: 車での来店がほぼ100%。当然、多くの台数が必要です。
- 都市型(準郊外): 徒歩や自転車の来店も見込めるため、必要な台数は相対的に減ります。
- グループ人数(自社の業態特性)
- お一人様が多い業態: 車1台=客数1人。多くの台数が必要です。
- ファミリー・グループが多い業態: 車1台=客数3〜4人。客数の割に、台数は少なくて済みます。
- 店舗のキャパシティ
- 席数、レジ台数、スタッフ数など、「店舗が1時間あたりに処理できる客数」の上限です。
- キャパシティが大きい店ほど、多くの駐車場が必要です。
「多すぎる」ことの弊害も
「大は小を兼ねる」と考えがちですが、無駄に広すぎる駐車場にはデメリットもあります。
- 店舗入り口までが遠くなり、顧客満足度が下がる(特に雨の日など)。
- 空きスペースが目立つと「流行っていない店」に見える。
- 無駄な敷地賃料が発生する。
これら3つの要素をマトリクスで考え、自社の業態に最適な「適正台数」を見極めることが、成功するロードサイド出店の鍵となります。