土地勘をつける方法「各駅停車に乗りましょう」
土地勘のない地域の土地勘をつけるために皆さんはどのようなことをなさっていますか?
私は、電車での移動の際に特急、快速、急行に乗りがちですが、時間を作って各駅停車にも意識して乗るようにしています。
個人的なことですが、学生時代は各駅停車だけ乗り継いでどこまで行けるかをテーマに日本国内をよく旅行しました。その旅行は今の仕事に役立っていて、経験に無駄なことは無いんだなと最近よく思います。
さて、ある特急の停車駅から次の特急の停車駅まで各駅停車に乗ったとして、そこで何を確認するか?
特急列車と違い、乗客の大半は地元の人たちです。彼らの話していること、読んでいるもの、食べているもの、買ったものなど、怪しまれない範囲で観察しましょう。
降りる人が多い駅はどこか?乗客の数が少なくなり、乗ってくる人も少ないところは2つの街の境界なのでしょう。
しばらく行くと乗ってくる人がちらほら現れ、ある駅でまた多くの人が乗ってきます。次の街にだいぶ近づいているのでしょう。
その駅の周りには何があるのか・・・
といった具合に、各駅停車に乗ることで、地元の人々の実際の行動の特徴や、2つの街の商勢圏がどのあたりまでかを実感することができます。
地形や土地の起伏などによって商勢圏は形状がことなり、単純に街の中心からの距離だけで把握することはできません。しかし、現地の人々の実際の行動を観察することで、現実に近い商勢圏の形状を推定することもできるのです。
詳細は割愛しますが、路線バスに乗ることも土地勘を養うのに有効だと思います。
続きは明日のブログで。