前回ご紹介した新大型SC『兴业太古汇』についての詳細はまた改めてということにして、「南京西路」の全体像をもう少しお話します。
そもそも「南京西路」とは通りの名前で、「南京西路」と「南京東路」は上海で最大の通りです。昭和通り、コリドー通りなどと同じで、上海ではすべての通りに“~路”という名前がついています。主要なものは覚える必要がありますが、追ってご紹介します。
「南京西路」に直行する太い通りが「石問一路」という通りです。その「石問一路」を挟んで、前回お話しした『兴业太古汇』の反対側に地下鉄出口や店舗が密集する地域があります。後述しますが伊勢丹さんもあります。
そこでの強力動線は、「南京西路」を一本入った「呉江路」の、とりわけ『呉江路休閑街』という歩行者天国の一角です。そこに比べると、メインストリートとはいえ「南京西路」沿いは人通りが弱いです。
『呉江路休閑街』は「南京西路駅」の真上に位置しており、人通りも非常に多いため、外資系・地元企業の外食・物販チェーンがひしめき合っているゾーンです。昼時には、観光客よりも、周辺の事務所で働く、社員証を首からかけたビジネスパーソンが目立ちます。『呉江路休閑街』周辺の通り沿いにも、彼らの食事需要を満たす現地のファーストフード店が軒を連ねており、食べることに関心がある人にはとても興味深いエリアです。
ちなみに私が滞在中の家は、「南京西路」を挟んで、『呉江路休閑街』と反対側に一本入った「奉賢路」沿いにありますが、ここも同様です。あくまでも個人的な感覚ですが、街の雰囲気は大阪に似ているように思います。「奉賢路」は強力動線ではありませんが、これから頻出しますのでご記憶ください。
続きは明日のコラムで。





