お世話になります。福徳社の小泉です。今日は「大ブランドを真似るな危険」というお話です。
私はこれまで、大きなブランドから小さなブランドまで、歴史あるブランドから新しく市場導入するブランドまで、さまざまなブランドのマーケティングのお仕事に関わってきました。
マーケティングの書籍やセミナーは、大きくて誰もが知っている、予算も人員も潤沢な企業のブランドのケースを取り扱っているものが多く、小さなブランドや新しいブランドを担当している人にはいまいちピンとこない、という声をよく聞きます。しかし、私は、「基本は同じ」だと思います。ブランドの独自性を作り、構築したブランド資産の一貫性を維持しつつ、基本的な施策を地道に繰り返しながら、ブランドは育っていきます。
どの大ブランドもはじめから大きかったわけではなく、紆余曲折(と多額の投資)を経て今の姿になったわけで、その過程から学ぶべきものはたくさんあります。ただし絶対にやってはいけないのは、その大ブランドの“今の姿”を見て、表面的に真似してしまうことです。ブランドがとるべき戦略は、ブランドの規模、認知度や成長の段階によって大きく異なるからです。
日本では、ベンチャー企業の商品・店舗開発や、地域の特産品のブランディングなどで、有名なブランドがやっていることの表層を無批判に真似して失敗してしまうケースをよく見聞きするように思います。
私が過去にご相談をいただいた案件でも、そのようなケースがたくさんあります。そんなときは、「既にこんなに費用をかけて作りこんでしまってから、なぜ売れないのかと聞かれても…」と自分の非力さに心が痛みます。よりによって、参考にしてしまったのが自身も関わったことのあるブランドだったりすれば尚更です。
そんな簡単に防げる失敗が繰り返されないよう、何かできないものかと常々思っています。
そこで考えたものの一つが、「MPFSモデル」という、成長段階に応じたブランド戦略策定のためのフレームワークです。詳しくは、明日のブログでご説明します。
