上海は現在1号線から16号線まで“14本”の地下鉄が通っています。なぜ16本ではないかというと、14、15号線が地下を通る地下鉄である一方で、16号線は地上の高架上を通るため先に完成してしまったためだそうです。

地下鉄は東京・大阪などと同様に複雑ですが、まず抑えるべきは1・2号線です。1号線は“火車”と書く普通の鉄道の上海駅と上海南駅を結ぶ“南北”に走る線です。2号線は大繁華街の南京路と浦東国際空港を結ぶ“東西”に走る線です。縦に1号線、横に2号線があると考えてください。早くから出来ただけあって必要性の高い路線で、乗降客が圧倒的に多いのはこの2線です。それが交差する駅があり、そこが最も乗降客数が多い駅です。

その駅は“人民広場”で、乗降客は少なくとも500万人とのことです。

ただ、利用する回数が多いのは、南京路と浦東を結ぶため圧倒的に2号線だと思われますので、その一部「南京西路―人民広場―南京東路」をまずはセットで覚えておくと良いと思います。これに少しずつ駅を足していきますのでご期待ください。ちなみに2号線のイメージカラーは黄緑です。一周はしませんが“山手線”のような意味合いの路線です。

続きは明日のコラムで。

人民広場駅構内

地下鉄人民広場駅構内。広い、人が多い、乗り換え口が多い…他の駅とはスケールが違います。

人民広場駅

人民広場駅周辺案内地図