大型商業施設の『テナント生存率』~イオン越谷レイクタウンのケース(1)~

昨日の続きです。最初に取り上げるのは、言わずと知れた日本最大のショッピングセンターです。イオン越谷レイクタウン『kaze』と『mori』が開業したのは2008年、今から8年前です。

私の数ある職業病の一つに、ショッピングセンターのフロアガイドの収集があります。書類を整理していたら、2008年当時と2015年のイオン越谷レイクタウンのフロアガイドが出てきたので、ふと調べてみたくなったことがありました。それは、“7年間入れ替わらずに残っているテナントはどのくらいあるのか?”ということです。この点をざっと調べてみましたので、しばらく当ブログではその結果をお伝えしたいと思います。

7年間残っているテナントは、その施設内で“生存しているテナント”と捉え、その生存率をいくつかの切り口で比較してみたいと思います。生存率は『kaze』と『mori』で異なるのか、フロアごとに差はあるのか、生存するブランドはどのようなものか、などをお伝えします。

イオン越谷レイクタウンは3階建てで、『kaze』と『mori』に分かれています。

2008年時点のテナント数は、『kaze』が207、『mori』が228でしたが、2015年になると、テナント数は、『kaze』が245、『mori』が247へとそれぞれ増加しました。

2008年と2015年に存在するテナントを“生存しているテナント”とした場合、2008年のテナント数に占める生存テナント数の割合(以下、生存率)はどのくらいだと思われますか?

『kaze』と『mori』で開きがあるのですが、生存率が高かったのは『kaze』と『mori』のどちらだと思われますか?

続きは次回のブログで。