情報が少ないデンマークの雑貨チェーンについて

今年を振り返るという訳はないのですが、秋以降仕事の関係で毎週通過している国分寺駅には、今年4月に新商業施設『ミーツ国分寺(mi-ts)』が開業しました。11月23日祝日に、あるブランドの“本日開店”の告知看板を見つけ、早くも閉店したところがあるのに驚きました。

新たに開店したのは、当ブログでもたびたびとり上げさせていただいているデンマーク発北欧雑貨店『Søstrene Grene(ソストレーネグレーネ)』です。同社のホームページから、日本国内では5店舗目と思われます。東京4店(表参道店・ダイバーシティ東京 プラザ店・丸井吉祥寺店・ミーツ国分寺店)、愛知1店(プライムツリー赤池店)という展開になっています。

人口600万人に満たないデンマークで『ソストレーネグレーネ』80店以上を展開していることを考えるともどかしい感じもしますし、デンマーク人の友人いわく「デンマーク本国では安くものを売っている」と認識されているテナントがイセタンミラーさんと同居しているのには若干違和感も感じるのですが、それはさておき、クリスマスも近いので、『ソストレーネグレーネ』の本国デンマークでの雑貨ショップの展開についてのお話です。同デンマーク人友人いわく、『ソストレーネグレーネ』はデンマークではクラシックなブランドで、彼らが展開した後に『フライング タイガー』も展開を開始したそうです。また最近は、更にそれらにつづく新しいプレーヤーも台頭しています。

デンマーク雑貨チェーンの新しいプレーヤーとは?

デンマークの雑貨屋さんの新たなプレーヤー、その名は『Normal(ノーマル)』といいます。ホームページもデンマーク語のほかノルウェー語、スウェーデン語、オランダ語しかありませんので、日本では知る人はほとんどいらっしゃらないと思われます。雰囲気だけでも味わってみてください。

『ノーマル』はキャンディやソーダ、ケア商品に注力している点で既存のチェーンと異なりますが、デンマークでは『フライング タイガー』等と類似した業態と認識されています。彼らは急速にシェアを伸ばしており、スーパーマーケットはその奪還を試みている最中です。

次回のブログでは、人口が日本の約20分の1のデンマーク市場で、『ソストレーネグレーネ』『フライング タイガー』『ノーマル』の3社がどう出店争いをしているかについてお伝えします。