前回の続きです。『鳥貴族』の2021年までの出店計画が達成された場合の、首都圏の消費者の目から見た日常生活への定着度をイメージしてみたいと思います。

1都3県に396店舗を展開する中華そばチェーン『日高屋』の場合、“1店舗あたりの支持人口”は、3447万9千人を396店で割ることで8.7万人と計算できます。首都圏では『日高屋』は駅前立地をメインに出店しており、十分な認知度があると考えられます。しかし、この支持人口を考えると、これ以上1都3県に集中するだけでは成長に限界があると思われます。そのためか、埼玉地盤の会社のためか、北上を開始し、茨城や栃木にも展開範囲を広げています。

それはさておき、前回、『鳥貴族』の2021年までの出店計画が達成された場合に首都圏での“1店舗あたりの支持人口”は約7.0万人であることをお話しました。これは現在の日高屋よりも1.7万人少なく、現在の『日高屋』以上にあちこちに店舗があると消費者に思わせる状況を作り出すことを意味します。

中華そば屋と居酒屋の一般消費者に占める利用者の割合や、彼らの利用頻度等を想像して比較すれば、前者の方が高いと思われる中、鳥貴族の出店計画は、昨今の業界では大変積極的なものであると思います。

弊社の独自調査では、全国展開に成功し消費者の日常生活の中に定着したと考えられるブランドは、およそ12万人に1店ある状況を作り出していることが分かりました。現在、鳥貴族は1都3県に限りますと14.1万人に1店ある状況です。

12万人に1店にある状態にするのに必要な店舗数は287店であり、その達成に必要な店舗数はあと何店でしょう?

答えは42店です。

以上、鳥貴族の出店計画に関連してお話しました。(鳥貴族についての続きはこちら

 

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