昨日の続きです。下の図の???の部分を考えるために、まずはベースとなる既存のフレームワークを見てみたいと思います。

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学習塾を含むサービス企業は、成長するために店舗展開を進めます。多くの小売業、サービス業のマネジメントに関する文献に成長戦略の選択肢が示されていますが、それらの多くは“アンゾフの成長ベクトル”をベースにしているようです。

図は、製品-市場マトリクスとも呼ばれており、製品と市場の二つの観点で企業が成長するうえで進むべき方向性を示しています。そこでは成長戦略の4つの選択肢が示されています。

アンゾフの成長マトリクス

  1. 市場浸透(Market penetration)”は、 既存の商品の既存市場での市場シェアを給えることによる成長の方向性を示します。
  2. 市場開発 (Market development)” は、既存の商品を新たな市場セグメントへ販売することによる成長を意味します。
  3. 新商品開発 (Product development)” は、既存の市場に対して既存商品にかわる新商品を創造し、提供することで成長を図ることを意味します。
  4. 多角化 (diversification)”は、市場開発と新商品開発を同時に行うことを意味します。

製品-市場マトリクスは多くのウェブサイトで説明がされていますので、参考になさってください。

http://www.innovetica.com/resource_03.html

https://blog.kairosmarketing.net/marketing-glossary/ansoff-matrix-140725/

さて、このマトリクスをサービス企業の店舗展開の文脈にあてはめるとどうなるでしょう?

続きは明日のブログで。

<参考文献>Ansoff, H. I. (1965). Corporate Strategy. McGraw-Hill Book Company.