宅建試験は35-40問正解できれば合格の可能性が高まります(この数字は年によって異なり、平成27年は31点で合格でした)。それを目指して勉強を始めるのですが、息切れして辿り着かない人が圧倒的に多いのが宅建試験です。
大ざっぱな数字ですが、23万人が出願し、実際の受験者は20万人程度、合格者はというと上位約15%の3万人。つまり、毎年約20万人が不合格となっているのです。
宅建に不合格になる人がなぜこんなに多いのか?
これは、「学生の就活がなぜ長引くか?」「花粉症はなぜ撲滅されないか?」といった問題と根本は似ているように思われますが、要は“市場規模”が大きいということです。その証拠に、書店には何種類もの教科書・問題集が売られていますし、専門学校による講座も充実しています。
そこで、20万人に入らないためにも、途中にいくつかの達成可能な目標を置くことをおススメします。
「到達可能な目標」のステップ
最初の目標は、前回もお話ししましたが、“まず1点”とれる、いわば“お得意さん”となる問題を作ることだと思います。合格はその積み重ねの末にあるものだからです。
次の目標は、5割です。いくら年によって変わると言っても合格基準点が25点を下回ることは考えにくいです。なぜならあまりにも難化すれば受験者数が減る恐れがあるためです。それは“市場規模”の縮小につながります。勝率が五割以下の“借金生活”は志気も上がりません。よってなるべく早い時期に、試験の時期を考えると7月末、には25点をとれるような状態を作ることです。そのためにも、勉強開始前に“得点源になりやすい問題”と“そうでない問題”を識別する必要があります。
次の目標は、8月末までに6割・30点をとれるような状態を作りことです。ここまでくれば勉強にも勢いがつき、その後の課題は“合格に向けてあとどれだけ得点を上積みできるか”となります。達成時期については個人差があると思われますが、7割とれるようになるにはそれなりに時間がかかるものです。皆さんも自身にあった“合格までの道筋”を考え、それと合わせて何問目をお得意さんにするかを決める必要があります。
この講座はなかなか勉強が始まりませんが、市場分析・得点計画のない試験勉強は続かない、それはつまり、不合格に終わる可能性が極めて高い、更にそれは、お金、時間、体力等の浪費となる、と考えるためです。
この講座では、出題数が多い分野を最初に仕上げるべきだ、という考え方に異議を唱えます。そのため、この講座では出題数の多い民法や宅建業法からスタートしません。私が受験していたころ最も得点効率が良いと思った別の法律からスタートします。
「勉強する→1得点」を達成するため、勉強のプロセスとして具体的に何をしなければならないかについても、そこで同時に説明させていただきます。“1得点するにはこれだけのことをすれば良いんだな”という実感をもって勉強を開始してほしいためです。