最近よく耳にする「リスキリング」という言葉。
「大人の学びなおし(云々)」など、どこか生ぬるく、漠然としたイメージで語られることも少なくありません。しかし、本来のリスキリングは、そうしたものとは違うと弊社では考えています。
生成AIに「リスキリングとは何か」と尋ねると、次のような定義が返ってきました。
リスキリングとは、新しい職業に就くため、
または現在の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、
必要なスキルを習得させる取り組みである。
この定義から読み取れるポイントは明確です。
リスキリングとは、必要なスキルを習得することに他なりません。
つまり、
学ぶスキルは「あったら良いもの」ではなく、
「必要であるもの」でなければならないということです。
個人的には、この定義に全面的に賛成です。
リスキリングは、もっとシビアで実用的なものであるべきだと思っています。
リスキリングの目的は2つしかない
この定義に従えば、リスキリングの目的は大きく2つに整理できます。
1つ目は、新しい職業に就くこと。
これは、いわゆる転職や職種転換を前提とした学びです。
2つ目は、現在の職業において必要とされるスキルが大きく変化し、それに適応すること。
同じ会社の中での配置転換や、既存業務との兼務、新しい役割への対応などが想定されます。
どちらも、「何となく勉強する」という話ではありません。
環境や役割の変化に現実的に対応するための学びです。
リスキリングとして学ぶ価値があるかを判断する3つの基準
以上を踏まえると、「リスキリングとして学ぶべきスキルかどうか」を判断する基準は、次の3つに集約されます。
① そもそも、そのスキルは“必要”か?
流行っているから、何となく不安だから、ではなく、
自分のキャリアや業務において本当に必要と言えるか。
② そのスキルは、転職市場での価値向上につながるか?
仮に環境を変えることになった場合、市場で評価されるスキルかどうか。
③ そのスキルは、社内での配置転換や業務の変化に、できるだけ早く対応できるか?
学んだ結果が、現場で使える形になるまでの距離は遠すぎないか。
この3つのうち、少なくとも2つに「○」が付かないのであれば、
その学びは「リスキリングとは呼べない」可能性が高い、ということになります。
学び始める前に、一度立ち止まって考えてみる
リスキリングは、努力や時間を要するものです。
だからこそ、「学び始める前」に立ち止まって考える必要があります。
- このスキルは、本当に今の自分に必要なのか
- キャリアのどこで役に立つのか
- どのくらいのスピードで現場に活かせるのか
これらを考えるための一つの物差しとして、
この3つの基準を参考にしていただければと思います。
続きは次回のブログで。