百貨店坪効率ランキング2016年版(売上高順位141位~199位)
前回の続きで、2017年7月26日の繊研新聞に掲載されている、繊研新聞社がまとめた百貨店店舗別売上高調査の結果を受けての“百貨店の坪効率ランキング”をお届けします。最後は141位から202位までの予定でしたが、面積が1000㎡未満の3店鋪を除いた199位までとさせていただきます。
下の表は、売上高上位141位から199位までの百貨店が坪効率の高い順に並んでいます。前回同様にご注意いただきたいのは、順位が1位から59位までとなっていますが、141位から199位までの59店鋪における順位であるということです。繊研新聞では空欄になっていた西武2店鋪と大和高岡店(大和高岡店がキーテナントとして入る御旅屋セリオの売場面積を使用)の面積は右のページでそれぞれ確認し追加しました。 > 西武岡崎店、西武小田原店・大和高岡店
141位から199位の店鋪では、71位から141位までのグループと同様に、売上高の順位と坪効率の順位は相関係数が0.232とそれほど高くはないことが分かりました。
売上高の順位が上位である一方で坪効率の順位が下位である、例えれば体が大きく動きがゆっくりした“象”のようなイメージの店鋪は、坪効率の順位から売上高の順位をひいた数が大きい店鋪がそれに該当すると考えた場合、その値の上位3位は、順に『中合福島店』(44)、『西武小田原店』(40)、『さくら野百貨店弘前店』(34)でした。
逆に売上高が下位であるにも関わらず坪効率の順位が上位である、例えれば体がそれほど大きくなく動きが素早い“ライオン”のようなイメージの店鋪は、坪効率の順位から売上高の順位をひいた数の小さい店鋪がそれに該当すると考えた場合、その値の下位3位は順に、『あまがさき阪神』(-46)、『大宮浦和パルコ店』(-42)、『三田阪急』(-41)でした。
ここまで199店鋪を売上高の順位に基づき3グループに分けて、その坪売上の傾向を把握しました。3グループに分けたのは、一気にデータ入力ができず、3日に分けたというだけの理由でした。
ようやく全店舗の入力が完了しましたので、今度は199店鋪全体の傾向把握を行いたいと思います。しばらくお時間をいただき、終了しましたら改めて情報共有をさせていただきますので、しばらくお待ちください。
ここでひとまず“2016年度・百貨店坪効率ランキング~繊研新聞社・百貨店店舗別売上高調査を受けて~”を終了させていただきます。(了)