チェーン店全体としての中長期的成長を見据え、第三者の視点から、政令指定都市その他の市レベルのエリア単位での①市場規模に対して“あるべき店舗数”②店舗網の配置(店舗網の形状)のあるべき姿③店舗網の現状と②との差異を小さくするための出店に関する具体的施策、等をエリアごとに示します。

<実施例>エリアの現状分析と戦略分類

以下のデータから、エリアごとに優先すべき戦略類型(積極出店・補完的出店・現状維持・既存店対策・既存店撤退)を指摘しました。

  1. エリアごとの既存店全店売上の(短期的な売上変動を除去した)12ヶ月移動平均から既存店の状況を把握。
  2. 商業統計等のデータから、エリアごとのマーケットシェアを把握。
  3. 目標の比率を設定(高・平均・低の3パターン)し、エリアごとの残存ポテンシャル・出店余地(あと何店舗開けられるか?)を算出。

<実施例>エリアごとの具体的施策の立案

以下の1と2の乖離を小さくするという方向性で、第三者の目線から、新規出店、既存店のリロケーション・閉店の具体的な方向性をエリアごとに示しました。

  1. 年間商品販売額の立地別の金額、商業施設の規模・利便性、各種調査データ等に基づき、出店すべき立地をエリアごとに定義。
  2. 現状の店舗網と1の乖離具合をエリアごとに把握。

以下の基準で出店すべき立地を評価しました。

  1. 各エリアで立地特性(駅周辺・郊外など)ごとに消費額が大きいのはどこか?
  2. 商業施設・立地の分類(A.駅前+大型商業施設、B.駅前路面・ビルイン、C.単独・大規模な郊外商業施設、D.単独・中小規模な郊外商業施設)