技術力や商品力のある企業が、消費者とのタッチポイントを求めて、未経験の「直営店出店」を検討するケースは特に近年よくあり、弊社もよくご相談をいただいております。何をどこから始めれば?という問いにゼロからお答えし、必要に応じて実務的なサポートもご提供しています。
ストーリー:初めての出店・・・店舗ビジネス未経験の企業が店舗を開けるには?
製造業Z社(本社F県)は、新規事業で自社の関連商品を消費者に直接販売する店舗を展開することになった。同社は小売業未経験でHさんが新規事業担当となった。
Hさん「自社が専門で扱う商品を、他の用途に転用した商品を店舗で販売する事業を新たに行うことが決まりました。」
担当「メーカーが直営店舗を出店するケースは少なからずあります。」
Hさん「小売はゼロからのスタートですが、出店はどんなことから始めたら良いのですか?」
担当「お客さんが来店して商品が売れることを考えると、商品力ももちろん重要ですが、小売の場合、店舗にお客さんが来店しやすいかどうかが売上を左右します。」
Hさん「いい場所に開けないとダメなのですね。」
担当「そうです。しかし、その“良い場所”が具体的にどこかは、業種や業態、競争環境、企業独自の事情などによって異なるので、そこはよく検討する必要があります。」
Hさん「その点、社長には(中略)という考えがあります。」
担当「でしたら、そのお考えに合いそうな場所が、日本全国でどこにあるか特定していくことから始めてはいかがですか?それから、多店舗化する小売業が出店すべき場所は、街ごとにだいたい決まっていますので、どの街のどの辺を狙うべきかを決めていきます。」
Hさん「本社がFなので、そこからスタートしたいです。」
担当「F県内で多くの人が集まる場所や人通りの多い通りは決まっていますよね。」
Hさん「確かに、そうです。」
担当「その中で、次は具体的な立地を選定します。地元の大企業なら不動産関係のネットワークもお強いでしょうから、物件情報を集めてください。」
Hさん「大体の考え方は分かったのですが、きくのと実際にやるのとでは違いそうです。」
担当「出店の方向性をHさんやメンバーの皆さんとディスカッションしながら形にしてみましょう。具体的な物件判断は、現地調査なしの書面のみで、物件の評価と所見を述べる程度でよろしければ、良心的な予算で対応可能です。」
・・・その後、Z社はF市の中心地に1号店を開業した。場所は調べなくても分かる好立地の一つだった。
これは、福徳社の実際のコンサルティング事例をベースにしたストーリーです。
どのような課題をお持ちですか?
成長段階や店舗網の状況に応じて、必要な支援の方向性も企業ごとに異なります。御社にふさわしい内容を具体的にご提案します。ご質問やお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。