出店戦略論【10】ギャレットポップコーンの市場選定を考える(2)

出店戦略論【10】ギャレットポップコーンの市場選定を考える(2)

昨日の続きです。ギャレット・ポップコーンの4店舗目は、愛知県名古屋市中村区です。JR名古屋高島屋1階にあり、店舗名は「名古屋店」です。

そして8月5日(水)には5号店の「心斎橋店」が、大阪市中央区(心斎橋)に開業しました。

皆さんはこの展開方法をどう思われますか?

選定する自治体は以前に表で示した規模の大きい市場が中心であり、問題ないように思えます。

しかし、ある市場に1店舗開けて、すぐに次の市場へ開業するというのは、Big-boxタイプのリテーラーか高級ブランドと認識されるリテーラーにあてはまる考え方です。Mini-boxタイプのポップコーン屋さんが、ポップコーンという商品に高級イメージを与え続けることができるのかと考えると、頭をかしげてしまいます。

個々の店舗の紹介ページを見ると、お買い上げ点数を制限する旨や、更には“当日の混雑状況を見て、閉店時間までに店内にご案内できないと判断した場合には、列にお並びいただく受付を締め切らせていただく場合がございます”、といったサービス業とは思えないようなお願い事が記載されています。

個人的には、何か勘違いしていませんか?と思わざるを得ません。開店するなら買いたいだけ買わせてほしいし、そのための準備をしていただきたい。その店舗で顧客をさばききれないなら売り場面積、レジ台数、スタッフ数を増やすか、あるいは、周辺に店舗を増やすべきではないでしょか。

客に迷惑をかけるのがさも当然のような営業スタンスについて皆さんはいかが思われますか?

続きは明日のブログで。

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