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紳士服業界にみる「出店」と「業態開発」の「企業収益性」への影響【1】

早いもので、12月も中旬にさしかかろうとしています。今年をじっくり振り返り、反省し、来たる2017年の方向性を考える重要な時期です。

当ブログにとって、今年はどのような年だったか?

今年は、お陰様でアクセス数も伸び、お会いする企業の方々も増え、大変良い年でした。

しかし同時に、自身が未熟であることを痛感した一年でもありました。自身はこれまで外食産業を中心としたチェーン企業の出店戦略、とりわけ国内市場における店舗網の拡大方法が企業業績にどう影響するか、についてリサーチを続けてきました。しかしそれは、チェーン企業が成長する上での片方の側面に過ぎず、もう片方の側面である「業態開発」についてもリサーチを開始する必要性を実感する一年でした。また、様々な業界に広く目を向ける必要性も強く認識させられる一年でした。こうした“反省”のもと、来年に向けた予備的なリサーチを開始したいと思います。

“出店と業態開発を組み合わせることでチェーン企業の戦略を分類”し、“それらが企業の収益性にどう影響しているか?”を見ていきます。

対象はまずメンズ・アパレル業界、主に“紳士服”、をとりあげます。郊外に大型の店舗を構える企業もあれば、路面の一等地に出店している企業もあり、また、展開している業態(屋号)数にも企業間で違いがあり、大変興味深い業界です。僭越ですが、“考える過程”にお付き合いください。

主要なプレーヤーである『青山商事』『AOKIホールディングス』『コナカ』『はるやま商事』『タカキュー』の5社をとりあげます。記載の順番は手元にある『FASHION BUSINESS DATA BANK 2015(繊研新聞社)』に掲載されている“2014年度のメンズ売上高10億以上の企業ランキング”で売上高の高い順です。おそらく利益も金額ベースではこの順になるのだと思います。

では、いきなりですが、ここでクイズです。

「出店」も「業態開発」も企業が行う施策の一部ですが、それだけを取り出してどうこう批評を加えるのは、外野の無責任な人のすることのように思えてなりません。ベンチにいる責任ある人は、そうした施策が企業の主要目的である「収益性」の向上にどう寄与しているのか?という視点を絶えず持ち続ける必要があると思われます。

そこで、

青山商事』『AOKIホールディングス』『コナカ』『はるやま商事』『タカキュー』の5社のうち、どこが最も効率よく儲けているか?営業利益率(本業の儲けである営業利益が売上高に占める割合)が高い順に並べるとどうなるでしょうか?

利益率はいかに効率よく利益を出しているかを示す数字ですが、これは、売上高が高いからといって一概に高いとは言えないのです。順位付けをしてみましょう。

続きは次回のブログで。

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