「まず1店舗を開けて、うまくいったら増やそう」

新しい店舗ビジネスを始めるとき、最初の店舗を成功させることに力を注ぐのは自然なことです。ただし、多店舗化を目指すのであれば、その先を考える準備まで、開店後に先送りしてよいのでしょうか。

加藤拓が、出店戦略の起点となる考え方を約3分の動画で解説しました。

▶ 動画を見る:https://youtu.be/KWAuHMYmiKU?si=sN4ZArknvKdIS7Ij

最初に揃えるのは、ブランド・店舗数・地理的範囲

出店戦略を立てる際、最初に考えたいのは「ブランドイメージ」「目標店舗数」「地理的範囲」の3つです。

消費者にどのような店として認識されたいのか。最終的に何店舗を目指すのか。特定の地域に集中するのか、広い地域へ展開するのか。大切なのは、それぞれをバラバラに決めず、整合性のある組み合わせとして考えることです。

店舗数の目標だけでは、個々の出店を判断する指針にはなりません。目指すブランドと店舗網の広がりを揃えることで、どの地域に、どのような立地で出店するべきかを検討しやすくなります。

「どこに」と「いつ、どの順番で」をつなぐ

動画では、具体的な行動計画として「市場計画」と「出店計画」を区別しています。

市場計画は、目指す店舗網の最終形を描くものです。一方、出店計画では、その姿に向けて、今年、来年、その先に、どの順番で店舗を増やすかを考えます。

出店すべきエリアであっても、今が適切な時期とは限りません。物件単体の条件に加えて、自社の店舗網の中で、その出店をどう位置づけるかが問われます。

1号店の前から、準備に必要な時間を見込む

ここからは、動画の最後に加えた実務上の補足です。

物件開発、人材育成、供給体制の準備には時間がかかります。出店の順序と時期を描いておけば、何をいつまでに準備する必要があるかを逆算できます。

これは、1号店の前にすべての体制を完成させるという意味ではありません。将来必要になる準備を見通し、間に合う時期に着手するということです。実際の営業で得た知見を踏まえて計画を見直すことと、最初に前提を揃えておくことは両立します。

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