タダでできる市場調査の方法【6】二次データを使った通行量調査のやり方

通行量調査:商工会議所の利用のススメ

以前、“タダでできる商圏調査のワザ”というタイトルで4本の記事を書かせていただきました(ショッピングセンターの商圏調査その地域の所得水準を調べる方法土地勘をつける方法①土地勘をつける方法②)。その他、タダでできる調査として、カウンター2個を使ってできるキャッチ率の調べかたや、競合店の売上を調べる方法をご紹介しました。

それらは全て現場で行う“フィールドワーク(現調)”に分類されるものでした。

その続編として、タダでできる市場調査“デスクリサーチ編”を始めたいと思います。本来ならデスクリサーチが先で、フィールドワーク(現調)が後なのですが、その点はご勘弁ください。

デスクリサーチとは、事務所や自宅等の“机の上”でできる調査です。最近はスマホで通勤途中にもできるようになりました。

動線の強さを示す数字に、その地点をどのくらいの人が通過しているかを示す「通行量データ」があります。特定の物件の前だけであれば自力でこっそりとカウントすることもできますが、複数の地点を同時にとなるとそうはいかないものです。土地勘のない街や遠方の市場の場合は尚更です。

そんな時は各地の“商工会議所”のホームページをチェックしてみましょう。例えば、静岡商工会議所は静岡地域中心商店街主要地点の通行量を毎年11月に計測し、その結果を公表しています。

このように、外部機関が他の目的のために収集したため既に世の中に存在するデータを「二次データ(Secondary data)」と言います。こうした無料で入手できる「二次データ」を使わない手はありません。このシリーズでは、役立つ「二次データ」についてお話しします。

明日の記事では、「車と歩行者の通行量を調べる方法」をご紹介したいと思います。