店舗経営者の「出店環境に関する勘違い」【3】競合の出店

店舗の環境に関する“勘違い”

昨日の続きです。店舗の経営者がしがちな勘違いの一つに「開業後も店舗周辺の環境は変わらない」というものがあげられます。
「環境」には、顧客に関するものと競争相手に関するものがあります。
これらは時間と共に変わるものであり、こうした変化を想定しておく必要があります。

1.お客さんはこれからもずっと来続けてくれる

2.商品力だけで客は増やせる

3.競争相手がいないから安心

一つでも当てはまるものがあったらご用心ください。

「環境変化」その③ 競争相手(競合)の出店

自分の店舗が、行列のできる繁盛店だったとします。あるいは、行列はできなくても、予想以上に集客しており、繁盛していたとしましょう。こうした状況を、いつまでも喜んでいて良いのでしょうか?

行列や満員・満席は何を意味するのでしょうか?それは、自分の店舗が提供する商品やサービスに対する周辺地域の需要量に対して、供給量が十分でないことを意味します。言い換えると、潜在的な売上(まだ顕在化していない、とりきれていない売上)が大きいことを意味します。

この場合、その潜在的な売上を機会(チャンス)と捉えた競争相手が、類似した商品・サービスを提供する店舗を新たに開業する可能性を考慮する必要があります。

仮に、競争相手(競合)が自分の店舗よりも利便性の高い立地に出店してしまった場合、既存店売上の低下を覚悟する必要があります。

立地選定においては、市場規模と競争環境の変化で最悪の事態が起こった場合を同時に考慮する必要があります。市場規模の小さい市場で上記のようなことが起こった場合には、売上の低下は強烈なものとなることも知っておく必要があります。この点は、市場規模について説明するときにまた改めて述べたいと思います。