目標店舗数の意味

前回、多店舗化する企業が出店に関して意思決定しなければならない要素は、

①総店舗数 ②出店する市場の地理的範囲 ③想定する個々の店舗の立地のバリエーション ④総店舗数の地域配分

の4つがあり、想定するストア・ブランドのイメージを軸に、4つの要素を別個に考えるのではなく、同時並行に、システマティックに検討する必要があるということをお話ししました。

今回は「①総店舗数」についてです。

一店舗あたりの面積が大きく、商圏が広いリテーラー、あるいは、一店舗当たりの面積は小さいものの、希少性がありハイエンド(high-end)なブランド・イメージを持つリテーラーの場合は、商圏を広くすることができるため、店舗数は相対的に少なくなります。

例えば百貨店は、主要ターミナル駅周辺に大型の店舗を構えます。顧客の多くは鉄道を利用して来店するため商圏も広域になります。また、ハイエンドなイメージを維持するため、出店する地理的市場も限定的です。

高級ブランドと評価されているブランドも、百貨店にテナントとして出店するほか、路面店舗も出店している場合もありますが、出店エリアはハイエンドなイメージがある地理的市場に限定されます。こうした企業は総店舗数を少なく抑えざるを得ないのです。

ここで、クイズです。

①「高島屋」、「松屋」、「三越伊勢丹ホールディングス」を日本国内の店舗数(2015年2月時点)の多い順に並べてください。それぞれの店舗数はいくつかも考えてみてください。

②「ティファニー(TIFFANY&Co.)」の日本国内の店舗数はいくつでしょう?

答えは明日のブログで。