セブンイレブン沖縄県出店を受けて【2】売上が苦しくなるコンビニ立地の見分け方

前回の続きです。今日は、7月のセブンイレブン沖縄県出店を前に、この展開を見る上での下準備的なお話です。

街を歩いていて、同じような業態の店舗が特定の地域に集中して出店していることをよく目にされると思います。コンビニや飲食店があちこちにあるような地域は多いものです。

そんな場所に行くたびに考えてしまうことがあります。それは、“売上が最も苦しいのはどこか?”ということです。
この“癖”は便利なものなので、これを機に、皆様にもオススメしたいと思います。なぜかと申しますと、同じような業態が集中する地域で、その業態の店舗で営業不振の店舗がいち早く分かると、自社がそれとは別の業態で、かつ、周辺に競合店舗が少ない場合、物件情報の収集に向けて気の利いた営業ができるようになることが期待できるためです。

過去に個人的にもこの方法で出店に至った成功事例がありましたので、その「観察ポイント」を共有させていただきます。

現況が営業中ですとなかなか分かりにくいのですが、同一動線にある店舗であったとしても、具体的な区画や物件構造によって売上は異なると考えるべきです。

まだ周辺に競合する店舗がないとき、お客さんは“わざわざ”来店してくれるものです。しかし周囲に同じような業態の店舗が増えてくると、お客さんは“わざわざ”来店してはくれなくなります。なぜなら、行くのにより便利な店舗を利用するようになるためです。
オフィス街では、休憩時間の制限がある人も多いため、その傾向は一層強まります。
この“わざわざ来店”をお客さんに強いていた店舗はどこかを探すのです。

オフィス街の例を続けますが、
あるオフィスビルがあり、そのビル内にはコンビニエンスストアがありませんが、ビルを出て100メートルの路面に1件(以下、【A店】とする)あったとします。この場合、コンビニエンスストアが【A店】しかないのであれば、ビル内のオフィスワーカーは【A店】に出向いてくれると考えられます。
しかし、そのビル内に、あるいはそのビルにより近くて便利な区画に、別のコンビニエンスストア(以下、【B店】とする)が出店した場合、【A店】ではなく【B店】を選ぶオフィスワーカーが増えると考えるべきです。
こうして【A店】の商圏は【B店】の出店により侵食されていきます。

「潜在顧客が物理的に存在する施設」や、「滞留する交差点などがあり、それらを結ぶ道路があったとき、それらの中間に立地する路面店」は、開業当初は売れているとしても、将来的に競合の出店により商圏を侵食されるリスクが高いと考えるべきです。
「交差点と交差点の中間」や、「人通りは多いものの移動することが歩行者の主目的となっている区域にあり、周辺のより便利なところに競合店が複数ある店舗」は“苦しい”はずです。
こうした場所に、「業界トップではない企業」、あるいは「ほぼ無名の店舗数が少ない企業」が先行して出店している場合、将来的に物件化できる可能性がありますので、定期的に観察することをオススメいたします。

以上の目線で、次回から“那覇市”の地図を眺めてみたいと思います。
YAHOO!の地図でファミリーマートとローソンが確認できますので、そちらをご用意ください。続きは次回のブログで。