昨日の産経ニュースによれば、韓国の外食フランチャイズ企業「nolboo(ノルブ)」が今月17日に日本1号店をオープンし、今後、東京、名古屋など日本の主要都市を中心に店舗を拡大する計画であると、韓国の聯合ニュースが伝えたそうです。

プデチゲ、ポッサムの韓国外食「ノルブ」が日本上陸 17日に大阪に1号店 嫌韓ムードはね返せるか?(産経ニュース)によると、「現在、韓国企業にとって日本での事業環境は厳しい。円安の進行でコスト競争力が低下しているうえ、日韓の政治関係の悪化で韓国品の人気が下がっており、日本に進出した韓国企業の撤退や事業縮小が相次いでいる。」とのことで、マスコミさんらしく、「吉と出るか凶と出るか、その動向に注目されそうだ」、とまとめています。

しかし、残念ですが、このブランドが日本で全国区になる可能性は極めて低いと思われます。

理由は、

  1. 韓国のメディアが伝えたことがそのまま日本でニュースになったこと。
  2. 1号店の開店場所が大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に「隣接」する「ユニバーサル・シティウォーク大阪」とのこと(この立地についてはある失敗談がありますが、それについては後日)。
  3. 辛くて熱い“チゲ”を売るブランドが日本一号店を出店する季節が7月17日であること。

の3点です。

①出店前の話題性②1号店の立地③1号店出店のタイミングの全てに?マークがつきます。

「吉と出るか凶と出るか」と問われれば、後者の可能性が大きいと思われますが、大事なポイントは、このケースは、韓国企業であることや、政治的関係が悪化していることが問題なのではない、ということです。

真の問題は、日本市場に参入し成功する上で必要なごく基本的な条件を満たしていない、nolbooの経営判断そのものにあると言わざるを得ません。(参考記事:外資系リテーラーが日本に参入し、成功するために必要なことは?

また、首都圏以外の都市で展開するブランドが東京に進出して店舗網を拡大するのがどれだけ大変かについては、追ってお話しさせていただきます。