紳士服業界にみる「出店」と「業態開発」の「企業収益性」への影響【3】

昨日の続きです。コナカは、『コナカ』の他に『SUIT SELECT』を展開しています(山口県、九州の『FUTATA(フタタ)』も傘下に入れています)。一方のはるやま商事は、『はるやま』のほかに『P.S.FA』、『フォーエル』などを含む合計11の業態を展開しています。各業態の店舗数の内訳は表1のとおりです(ただし、2015年8月時点の数字です。この一年間の推移は改めて示します)。

【表1】

konaka&haruyama

コナカは2つの業態にしぼり、2つ目の『SUIT SELECT』の店舗数が30%を超えています。

一方のはるやま商事は、主力の『はるやま』の他に複数の屋号を育成しようとしている様子が窺え、『P.S.FA』『フォーエル』を50店舗以上展開しています。これだけを見ると、経営資源を少数の業態に集中させているコナカの方が良い展開のように思えるのですが、収益性ははるやま商事の方が勝っていました。

では、次に2社の出店方式の違いを見てみたいと思います。

まずはコナカから。表は『コナカ』の都道府県別の店舗数を示しています。

鳥取、島根、福井の3県を除く44都道府県に進出しつつも、1都3県ほか大都市圏の比率を高めています。また、西日本よりも東日本に店舗数が多い(約65%)ことも読み取れます。1店舗しかない県が13県ある一方で、岩手県、茨城県の比率が高いことが分かります。

次回のブログでは、はるやま商事の出店状況を確認します。

【表2】 コナカの都道府県別店舗数

konaka

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