今年の当ブログを、このテーマで締めくくりたいと思います。

これまで当ブログでは、新規出店や多店舗展開に関する成功事例ではなく、“宜しくないと見える事例”に着目し、それを定点観測を続けてきましたが、それらの事例を面白半分に採り上げてきたわけでは決してありません。

ある企業が1号店を開店した、店舗数を増やし急成長している、株式を店頭公開した、新しい試みがヒットしている・・・などの“前向き”なニュースをよく見聞きします。しかし、その後どうなったかについては、不明なことが多いように思います。

また、ある企業が閉店・撤退した、勢いに陰りが出た、株式の上場を廃止した・・・などの“後ろ向き”なニュースもよく見聞きします。しかし、勢いのあった企業が衰退した理由については、説明が表面的で短絡的なことが多く、いささか無責任な印象を受けることさえあります。

まあ、ニュース等の報道はその瞬間の変化を報じることが期待されているので、それはそれで良いのかもしれませんが、それだけでは何の教訓も得られません。

ある企業の試みが上手くいっているという類の“前向き”なニュースは、その内容を真似すれば自社でも上手くいくのではないかという印象を与える可能性があります。しかし、それは危険な勘違いではないかと思われます。なぜなら新たな施策が上手くいく理由はそう簡単に説明できないはずですし、上手くいっている状態が維持できるかについては予想の域を脱しないためです。

では、そうしたニュースをどう見るべきでしょうか?続きは次回のブログで。