昨日の続きです。いずれも知らなかったのは私の不勉強というのも理由の一つですが、それはさておき、『デンバープレミアム』と『Yogibo』の店舗展開に関する共通点はどのようなことでしょう?

ざっと店舗リストを確認した限りでは『デンバープレミアム』は西新宿と高田馬場に路面店が2店舗ありますが、その他は「商業施設内店舗」で、関東を拠点に関西方面にも店舗網が拡大しています。

Yogibo』は路面店は無く、全てが「商業施設内店舗」であり、札幌を除く主要都市に広く店舗網を拡大しています。

店舗展開を考える際に、「商業施設内店舗」と「路面店舗」の割合をどう組み合わせるべきかについては、検証がなされておらず、今後検証を試みたいと思いますが、大雑把ですが次のようなことが言えるのではないかと考えます。

・商業施設内の店舗の比率が高い業態・屋号の、消費者の認知度は低い。

・路面店の比率が高い業態・屋号の、消費者の認知度は高い。

企業側は消費者の多くが自社の屋号を知っていると思いがちですが、実際は意外と知らないものです。話題性もあり認知度も高いのではないかと思われるものであっても、実際に調査してみるとそうではないことが示されることもあります。いずれにせよそこに店舗があるなら、店の前を通る人の間での認知度は低いよりは高いほうが良い結果をもたらすはずです。

認知度を高めるうえで実店舗は重要な役割を果たすのですが、その効率が良いのは不特定多数の人が繰り返し目にすることができる路面店です。商業施設内は商業施設に来場する人に対象が限定されます。両者への店舗数をどう配分するべきか?これは非常に重要なテーマだと思われますので調査を開始したいと思います。(因みに両者の相違点ですが、『デンバープレミアム』はそれ以外の業態を持っていますが『Yogibo』はそうではないようです。)

次回は、開業直後というのに誠に不謹慎ですが、“入れ替わりが早そうなテナント”について考えてみたいと思います。

考えてみていただきたいことは、共通点の続きで“開業後の早い時期から入れ替わるテナントの共通点”です。

続きは明日のブログで。